油彩手順3

2月の最終レッスンが終わりました。緊急事態宣言中ですが人出が増えてきてよくわからない状況ですがなんとなくモヤモヤした感じですね。もうすぐ本格的な春なので伸び伸びしたいところです。

油彩の描き方についてこのブログでも色々なアプローチをご紹介してきました。定期的にお読みになってくださっている方は何通りの描き方、手順をお持ちですか。口で説明できる手順をしっかりお持ちですか。絵は感覚によるところが大きいですがやはり言語化できることはしっかり理解していることになります。
油彩の描き方は何パターンもありますのでその人の気質にあったもの、描いていて心地良いものを探すのがいいと思います。その答えが見つけるまでもがく。油彩の歴史は長く数枚描いたぐらいではその道のりのスタートから数歩進んだぐらいのもの。自分と対話しながら色々と描いてみるのがいいでしょう。絵を描くことで自分を知ることもできますし。

今回はダイレクトペインティングについてお話します。日本ではアラプリマに含まれてしまいそうな感じですが少し違います。そもそもアプラプリマという言葉もそこまで普及していない気もしますが。アラプリマは乾かないうちであれば何層もしてもいい。ダイレクトペインティングは見えたものそのものの色を塗って一度で完成させることを前提としたアプローチですね。絵は完成作品が良ければオッケーなのでこれらの縛りは最終的にはあまり意味を持ちませんが一応描き方の線引きとして。

ではサンプルでダイレクトペインティングをご紹介します。

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描き始めです。赤茶色の下塗りを施したキャンバスに描きました。なんとなく良い色ですね。個人的には渋くなりすぎる直前の色が好きです。「色が濁っちゃった~」ってありますよね。その一歩手前の色ですが色域が狭くコントロールが難しいですがやりがいがあります。

ダイレクトペインティングなので全体にベースの塗りをすることなく描きやすそうなところからスタートです。形を取る能力も重要ですね。サンプルでは真ん中の牛さんを大きく描いてしまったら左側の牛さん達は入らなくなってしまいます。ダイレクトペインティングとは言え、2層してはいけないルールはありませんがそれでもなるべく1層で終わらすように仕掛けます。つまり色とトーンを全体のバランスから見極め、且つ塗りの厚さを調整する必要があります。少し難しかもしれませんがそういったことを考えながら描き進めていきます。

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牛さんゾーンが終わって上に登っていきます。ダイレクトペインティングでは物どうしを連結しながら塗っていくのがいいと思います。途切れることなく進んでいけば物どうしの輪郭も処理できますし。固有色を塗って形を出しますが薄塗りの線描でアタリを取ってから塗ることもします。

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完成です。風車のあとは遠くの木々、そして空の上までいってゴールです。最後に画面を少し暖色よりにするため要所で2層目は塗っています。下塗りの赤茶色を意図的にチラチラ見せて遊んでいますがこういった方法も下塗りの活かし方の一つです。

皆さん何か習慣にしていることはありますか。朝にヨガをする、オーガニック食品をなるべく取るようにする、夕方犬の散歩するなど。積み重ねの力は偉大なので何か良い事を習慣にしたいですよね。だけど人間弱いもので快楽をそそるものの方が習慣になりやすいです。恒例の話ですが絵を描くことを習慣にすると勝手に上達していきます。小さなことから始めましょう。

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