デッサンで創造力を養います。デッサン力は純粋芸術だけに限らずイラストやデザインなど色々な方向に活かせる全ての基礎になります。ビギナーは球や直方体などの基本形体からしっかり学べます。

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デッサン基礎コース

通常レッスンでは会員様のご希望に合わせた指導をしていますがデッサン基礎コースはカリキュラムを消化して着実に描ける力を養っていきます。使用画材は鉛筆のみで最も基本となる球からスタートします。このコースには自由や個性を取り入れることはせずに上達だけを目的としています。制作も指導に従って描いていただきます。履修内容はおおまかですが表の流れのようになり、全てこなすのに月4回来られた場合、半年から1年程度を想定しています。つまらないモチーフかもしれませんが習い始めに基礎を習得することでその後の上達のスピードアップにつながります。初心者はもちろんのこと伸び悩んでいる経験者にも収穫のある内容となっています。デッサン基礎コースを受講されたい方はご入会の際にお伝えください。

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デッサン基礎コース概要


形は絵の構成要素の主軸とされているものです。形が不安定だとトーンも色もなかなかしっくりきません。CHULAPOではブロックインと呼ばれる手法でより正確な形を取ることを目指します。

封筒(はめ込み)
・総合的な形の把握
・幾何学体の網かけ
・正しい水平、垂直
・プロポーション(中点)

分析線
・内部構造の分析
・各ポイントでの傾き
・パース(遠近法)による短縮形

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感覚的な線→練り消しでの整理→洗練されたライン
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明暗

形と同様デッサンの柱となる明暗について学んでいただきます。光をより理解することで整合性のあるトーンを乗せられるようになります。

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エッジ(輪郭線)の処理
トーンと付随して輪郭線の処理の仕方について学びます。全ての輪郭をはっきり描くのではなく純粋に観えたままを表現します。

・光源の位置を把握した正しいトーン構成
・階調豊かなトーンスケール
・投影されたカゲ(物の形状を表現するライン) 
・面毎のトーン変化

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木炭

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木炭はスティック状(棒状)の画材は面を意識した描き方となります。この面の把握はそのまま筆で色を塗るときと同じ感覚なのでとても重要です。木炭は鉛筆では表現が難しいぼやけた輪郭などを受け入れやすくなる土俵を作ります。木炭での制作はスピードもあり、限られた時間で上達したい方の強い味方になると思います。

・木炭を拡散させながら描くデッサン
・紙肌を活かした質感のあるデッサン
・成形木炭
・木炭と鉛筆の混合
・コンテによる色味のあるデッサン

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コンテ

モノクロデッサンに飽きてきたらコンテを使ってみましょう。コンテはあまり馴染みがないかもしれませんが表現が豊かな画材です。一般的に使われる色はサンギーヌとセピアですが木炭よりトーンの幅が狭くなります。これはトーンコントロールの良いエクササイズになります。

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鉛筆、グラファイト

鉛筆は立派な画材です。馴染みがある分使いこなしているように感じますがなかなか奥が深い画材でもあります。CHULAPOでは個人の持つ線の良さを最大限活かすためデッサンというよりドローイング的なアプローチを目指します。

・紙肌の違い(荒目、細目)
・鉛筆の角度と筆圧を踏まえた線の質の違い
・線の方向と密度(ハッチング)
・解放筆跡と制御筆跡
・練り消しでの見直し

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CHULAPOでは紙目の違い(粗い、細かい)も考慮します。普段あまり気にしないかもしれませんが支持体(紙の違い)に対する対応力もとても大切です。これは油彩やアクリルではキャンバス、木製パネルに描く際の柔軟性を養う基礎になります。


有色下地デッサン

中間調(茶色やグレー等)のトーンのついた色画用紙にデッサンします。白い画用紙とはまた違った視点からトーンを考える機会になります。

・固有色とシャドウの関係
・白チョークによる明部の浮き出し

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クロッキー(スケッチ)

クロッキーとは短時間(2分から15分程度)でモチーフを捉えるエクササイズのことです。教室ではじっくり描くデッサンの他にクロッキーを織り交ぜています。特にビギナーは枚数を重ねることで絵を描くことに早く慣れます。

・線の質を高められる
・全体を捉える広い視野
・絵の見せ場を作る
・直感的な感情を解放しやすくする
・形の狂いの癖に気付ける

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パステル

パステルは混色知識がなくてもダイレクトに感じた色を乗せられます。またしっかり塗り込むと油彩に負けないほどの強い画面になります。デッサンから色の覚え始めに使うととても役に立つ画材です。

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パステルと木炭
一般的に茶系のパステルペンシルで下描きをしますが木炭でも出来ます。

木炭での下描きから彩色
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パステルと漂白剤
色画用紙に漂白剤を塗ると色が抜けます。この性質を利用して明部の理解を深めます。
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