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色の重さについて

慣れていない人は色を2次元の感覚で見ているような気がします。
12色相環のサークルを平面で見ているイメージです。少し慣れてくると明度と彩度に意識がいくようになります。それでもけっこう繊細なことなので色味以上の注意力が必要です。

レッスンでは色温度についてけっこう言いますが割とスッと理解できる生徒さんが多いです。単純に赤の方に色が寄っていけば色温度は上がり、青に寄っていけば色温度は下がります。

色温度に慣れてきたら色の重さも気にしてみましょう。
絵を見たときモチーフが与える印象は抜きにして「重く感じる」「軽やかな感じがする」などの感覚があると思います。色の重さがこういったことに影響しています。色の重さで画面の印象が変わるので絵作りで考えなくてはいけない要素になりそうですね。

「色の重さって何?」と頭が???になっていると思うので解説していきます。理論はシンプルなので理解できると思います。ではいきましょう!

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ルール1:トーンが高いほど色は軽い
パステルトーンやハイキーの絵は軽く感じます。反対に古典絵画などのローキーの絵は重く感じます。


ローキーの絵。スルバランの作品
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ルール2:彩度が低いほど色は軽い
彩度が低い色とは俗に言う濁った色ですね。原色に近づくほど色は重たくなります。マティスやゴーギャンの絵を見るとなんとなくわかると思います。下はマルティン・リコの風景画ですが彩度が低くて軽やかな印象の絵になっています。全体の彩度が低い分彩度の高い部分の色が映えます。


マルティン・リコ
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マルティン・リコ(Martin Rico)はプラド美術館で初めて見て感銘を受けました。空気感が素晴らしい。日本ではほとんど知られていないと思いますが本当に素晴らしい風景画ばかりでした。どうして日本に来てくれないのでしょう。残念ですね。

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