この前の絵の下描き

前に女性が横たわったヌードの絵を記事にしました。背景が黒と赤の絵ですね。生徒さんから下描きを見てみたいと言われたのでアップします。こんな感じです。

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照明の関係で茶色っぽくなっていますが木炭で下描きしました。レッスンでは木炭での下描きは色が汚れるのでさせないようにしていますが絵はケースバイケースですね。とその前に木炭に慣れている人が少ないので形をきれいに取るのは反対に難しいです。背景などは抽象的にしたかったのであえて何も描いていません。そのときの感情を最大限引き出すためには無がいいです。感情を頭で制御しようとせず心の流れに任せる。下描きを見るといたって普通ですね。完成された絵を見るとタッチが残っていて即興的に描いたように見えますが、かっとばすのは最後の方です。即興的な絵に憧れて最初からかっとばす人が多いですが序盤から中盤は愚直に描きます。ある程度経験を積んでくると「ここまでしっかり描けば絵は壊れないタイミング」がわかるようになります。だいたい終盤ですがこのタイミングでかっとばすとあたかも即興的な絵に変わります。僕のメンターの御爺様の絵がきっかけで途端に絵の色が変わりました。今は色が豊富な絵を描いていますが昔は地味でした。

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左はアングル先生、右はレンブラント先生。
レンブラントは皆さんご存知だと思いますがアングルも超有名です。知らなかった人は薄い簡単な美術史の本でいいので買って歴代の巨匠の絵は目を通しておきましょう。好き嫌いは別として良い絵を評価できる目は上達に関係してきます。2010年より少し前だったと思います。プラド美術館展が上野で開催されてそこでスペインのバロック絵画にはまってしまいました。上の絵は両方とも模写しましたがこういった古典絵画が好きだったので色も落ち着いた絵ばかりでした。

これまで色々なワークショップを企画してきましたがかなりお役に立てている手応えがあります。いつも言っていますが腕が覚えるまで繰り返しやってください。全部自分に跳ね返ってきますから。様々な描き方をご紹介していますがパーフェクトな描き方はないと思います。状況に応じてそのとき最善のものを自分の引き出しから探す感じですね。スポンジのイメージ。スポンジのように自由に形を変えて対応すること。それには引き出しの多さと描いた枚数が決め手です。
今までのワークショップは腕を上げるためのものが多かったですがこれからアートする心、より良い絵を描こうとする態度を養える企画を考えたいと思います。もう来年のことを考えています。来年のチュラポ展の要綱ももうほぼ出来上がっていますし、その他色々。経営者は先読みして動かなければいけませんね。過去は過去という人は悪い過去の忘却に利用しているだけで、過去は今を作ると思っています。過去があって今がある。そして未来への希望のために今を走る。人生なるようになると思います。人生なるようにしかならないという人はあきらめた人。我々はもっと上の美しい絵を描きましょう。

それにしてもチュラポは良い人ばかりだなぁとつくづく実感しています。生徒さんも同じようなことを言ってくれているので楽しく描かれていることだと思います。せっかく共通の楽しいことをするので心地良い空間を作りたかったのもオープンするときに夢見たことです。皆さん良い人ばかりなので外部の方に生徒さん選んでいるの?と聞かれたことがあります。結果的にそうなったのもありますがなるべく裏表なく誠実に接してきたことが実ったような気がします。これからもそんなスタイルで生徒さんには接していきたいです。

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