アラプリマペインティングについて

11月のチュラポ展の絵は8月中に描いてしまったのでそのまま自己研磨のための絵を描いています。チュラポ展のサブの絵を久しぶりにグレーズを使った何層もする絵を描きましたがどうもやっぱりフィーリングに合わなかったです。今は深みのある絵よりフレッシュな絵がいいみたいです。主宰者は展覧会の壁が空かないように調整しなければいけません。予備の絵を持っていないといけませんね。

皆さんがわかりやすくスムーズに上達できるよう情報を集めたり、自分で描いて試したりの連続ですがこれらは全て自分の引き出しになっています。ひょっとしたら生徒さんと僕の差は広がっているかもしれませんね。笑

今日もなんとなく試したいことがありまして描きました。古キャン(薄いグレーで塗りつぶしたキャンバス)を使って隙間時間に鉛筆で軽く下描きしておいた絵です。
ざっくりした絵なので下描きもざっくりです。塗りながら形取れるといいなぁと思います。相当やり込まないとできないので皆さんは愚直にしっかり形を取ってから塗りましょう。

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油彩を準備するのもめんどくさいので隙間時間に鉛筆でササッと形取りました。
焦点の青リンゴから描きました。アラプリマは一発描きなので塗り終わった部分がどんどん増えていく感じです。塗っていくルートが悪いのでこの絵はこの時点で失敗しています。塗る順番は青リンゴの次は脇役の葡萄ですね。背景は早い段階から塗ります。画面全体の色味を決める重要な要素なので。物だけに執着するとだいたい良い絵になりません。絵は背景(モチーフ以外の空きスペース)も含めて勝負するといいです。習い始めのデッサンの頃から物の境界から逃げるなと言っていますが物のキワを攻めれる人は少ないです。事は大体物のキワで起きています。デッサンの3大要素のエッジの処理ですね。物の境界でキャンバスの白が透けているのをよく見かけますがエッジを攻めるんです。そうですね。ぶつけにいくぐらい。モアーッとだらしない絵になるのは大体エッジの処理がゆるい場合です。要はハードエッジを作れないことです。この辺がわからなければ油こねくりまわしても仕方ないのでデッサンに戻りましょう。

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完成です。時間にして4、5時間ぐらいです。

Bold brush=大胆なブラシ
とググると出てきます。平筆でザックザック描くタイプの絵のことかな。これできるとストレス発散になりますよ。
皆さんがお好きな簡単に描いたような絵になります。ただ具象的な絵より難しいのでそういう絵を描きたかったら努力してください。
アラプリマは絵具の消耗が激しいです。この絵はF6ですがあまり使わないだろう色では小指ひと間接分、たくさん使うだろう絵具は小指ふた間接分ぐらいパレットに出してまぁまぁって感じです。

僕が今までアラプリマでつまずいたこと
・色が濁る
アラプリマは乾かないうちに描くのでキャンバス上で絵具が混ざり合います。これがアラプリマのメリットだと思いますが。当然濁りやすいです。色の知識も重要ですね。盲点ですがアラプリマの絵は一見チャッチャカ描いたような印象を受けると思います。逆です。すぐに濁るからかなり繊細なパレットワークが必要になります。そのセクションを一発で仕留めにかかるのでパレットにいる時間は長いです。色とトーンと彩度が合ったら塗る。どういうタッチを置くかも重要ですね。色もタッチもダメだと一回乾かして~ってなります。

・質感表現がしにくい
アラプリマはウェットインウェットなのでドライなタッチが乗せにくいです。特にザラザラ系の質感は対処しにくいですね。

・その日の制作をどこで止めるか
この問題はもう解決していて「今日完結しないセクションは塗らない」ことです。水彩でもそうですがウェットな状態で完結するところまで塗ることが大切だと思います。下手に手出すと無駄な一層になりますから。

僕の秘密のメモにはまだまだたくさん書いてありますが思い出せないのでこれぐらいにしておきます。
あぁだこぉだ書きましたが描いているときはなーにも考えていません。ジャズをゆったり流して心地良ーく描いているだけです。

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