ハイライトと固有色とのジャンプ率

質感表現に欠かせないものがハイライトです。
ワインボトルなどに出るあのキラッと光るものです。
まず始めにハイライトは光源の映り込みということをしっかりおさえましょう。
多重光源で描いていると必然的にハイライトが増えるのはこのためですね。
指導しているとハイライトと明るい映り込みを勘違いしているケースが多いです。
ワインボトルを描くと周りの環境が映り込みますね。これはハイライトではないので気を付けましょう。ハイライトの方が断然キラッとしているはずです。
映り込みも割と明るくて混乱してしまうことがあると思いますが見分け方があります。
混乱したときはご自分の頭をゆらゆら横に動かしてみてください。
ハイライトなら頭を動かしたらハイライトも動きます。ハイライトは描き手と光源の位置で決まります。※光源の光の入射角と反射角の関係。

ここまではオッケーですか。次はトーンについてです。
濃い物のハイライトは皆さん描きやすいようですが明るい物のハイライトを利かせることが苦手みたいですね。
最初に描きましたがハイライトが利かないとガラスや金属の質感が出ません。明るい物でもハイライトを利かせる必要がありますね。

最も明るいトーンは紙の白です。絵具になると白ですね。
余談ですが油彩なり色を使ったときのハイライトになんかしらの色を混ぜると玄人です。僕は白絵具ポンはあまりやりません。少し色味をつけた極めて白に近い色でハイライトを入れるようにしています。

デッサンはトーンの関係をセットアップすることでもあります。
明るい物でもハイライトを利かせるために固有色を観えている以上に暗くすることになります。
ここでトリックに騙される人が多いです。
明るい物の固有色を少し濃くしてもハイライトを入れることで明るい物として見た人は認識してくれます。
反対に明るい物の固有色を明るくしてハイライトが利かない状態になると質感が出ないので失敗ですね。

サンプル写真です。

ballet-204284.jpg

バレエシューズがなんとなく明るく見えます。
ただベースとなる固有色は肌のトーンと近いです。それぐらいないとバレエシューズのハイライトは利かなそうです。
教室でよくハイライトと固有色のジャンプ率と言いますがこのことです。要はハイライトとのトーン差を大きく保つことが大切です。

ハイライトと固有色とのトーン差について描きましたが固有色と反射光のトーンなども気にしてくださいね。
チュラポでは固有色を重要視しています。全てのトーンの基準になるので当たり前ですね。

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