7月展覧会の作品を少し。。。

今日描き始めた絵が失敗に終わったことで展覧会の絵が全て出揃いました。
失敗というのは良い絵になる可能性が極めて低いという意味です。
計9枚になりました。全部展示できるかわかりませんがとりあえず枚数は確保。
お見せできる絵は9枚ですが失敗作含めると13枚ぐらい描きました。僕はいつもチャレンジするのでたくさん失敗します。安全な描き方である程度な絵が嫌なんです。無様に散ってでも何か新しいものを得たい。半年描き続けていましたが終わるまでいつもどこかに制作のプレッシャーを感じていたので疲れました。

DM(案内ハガキ)に乗っているのでご紹介してもいいかなと思って1枚お見せします。

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今回は小品が多く、4号から10号の間の絵ばかりです。この絵はF6です。
僕らしくないと言われることが多いですが自分でもそう思います。笑
皆さんがどういうイメージをお持ちなのか聞いてみたい気もしますがそれは別の機会に。。。

展覧会が終わったら個別に作品の解説を記事にしていこうと思います。
まずはこの絵から。パネルにジョッソを塗って油彩で描きました。
あまりジェッソを強く塗っていないので木目が見えてそこが気に入ってたりします。現物見ないとわからないと思うので会場でチェックしてみてください。
テキストを作る以外はあまり途中経過の写真を取らないので残っていませんが言葉だけで手順を説明します。

葉と花がない状態で見てください。コジカさんだけですね。
茶色で全体の雰囲気とコジカさんを1層目で描いています。ほぼ溶剤の溶き加減だけのデッサン。
背景の明るい部分も白は使っていません。水彩のようにウォッシュ(淡く溶いた茶色)でジョッソの白を透かせて明るく見せています。ここで白を混ぜると不透明な壁に見えてしまいそうです。
コジカさんの後ろに空間がほしかったので透明感のあるウォッシュがベターかなと思いました。
ウォッシュという言葉は水彩の専売特許のように思われますが海外の画家のデモを見ると油彩でも使っていますね。
ここで一度乾かします。

2層目で草を描いていきます。
最初から白を含んだ明るい緑は塗りません。その前にカゲ色を含んだ固有色を塗らないと明るい緑は利きません。カゲ色を含んだ固有色とシャドウの暗い緑で下地をしっかり作ってから明るい緑が手筋ですね。(油彩では暗い色に明るい色を乗せていく)

最後にコジカさんの描き込み(1層目の茶色より濃い部分とハイライト等)と花を足して完成です。一見複雑そうに見えますがほぼ2層でだいたいの部分は出来上がっています。最後に軽く手直しで3層で完成です。

コジカさんの細かい部分は油彩筆の0号でも太いので水彩用の0号以下の筆を使っています。目のハイライトや耳の細かい毛など。描き込みの段階で茶色だけでは味気ないので他の色も点描のように置いています。

そんなに難しいことはしていません。それより神経使ったのはコジカさんと草花以外の空間ですね。画面の四隅まで絵はフィールドがありますからそこを大切にしたいです。

新しくパレットのレギュラーメンバーになった茶色を使いましたがしっくりきました。
バーントシエナやバーントアンバーではなんとなく色味のある茶色に感じなくて変えました。
彩度を下げるのは簡単なのでなるべく綺麗な茶色を使いたいのです。

やっぱりシンプルがいいですね。寄り道するといいことないです。
フィニッシュまではスッといきましょう。そしてまた次の絵を!

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