画面サイズについて

僕は静物を描くときに「等身大サイズのルール」を設けています。
リンゴならリンゴそのものの大きさで描く。
いつも家で小さな紙に描いている人は実物より小さく描くので体験レッスンですぐにわかります。
教室でモチーフをセットしてちょうどいいサイズの紙を渡してもスペースが大きく空いてしまう人も小さく描いてしまう傾向にあります。

一般的に大きなキャンバスに描くことがすごいとされているようですがそんなことはありません。
人物を等身大に描くとすぐに100号になってしまうので状況次第ですが普通の静物を等身大で100号に描くと「薄いコーヒー」みたいな絵になります。
サンプルを一つ。

and-cherries-1532124_1920.jpg

この写真では手のシワは見えても指紋までは見えません。
これを大きく描くとそれだけ近距離で見ていることになるので描くものが増えます。

and-cherries-1532124_1921.jpg

指の指紋まで見えますので少し描いてあげないといけませんね。チェリーの点々もよりはっきり見えます。描くのがめんどくさいといって省略したり手抜きすると「薄いコーヒー」になります。

反対に見えていないのに「指紋があるはずだ!」と近寄って見るのはなしです。ご自分の座っているところから見える範囲のものを描けばいいのです。近寄って見て描き込むと絵のバランスが崩れます。

ただ「大きく描きたーい!」でもいいですが玄人が見ると何か物足りなさを感じさせてしまうかもしれません。

僕が崇拝している御爺様の絵は小さいものが多いです。しかしながら揺るぎない評価をされています。

初心者でも大きな刷毛があれば100号描けます。子供の頃のように大きく富士山を描けば完成です。銭湯みたいになりそうですが。笑
どこかの展覧会に行っても大きさに圧倒されず中身をしっかり見てくださいね。ひょっとしたら20号でおさめた方が凝縮されて締まって見える絵かもしれません。

展覧会のために描いた8号の静物がありますがモチーフが10個以上入っています。まだ置けそうですが構図の関係でこれぐれいにしました。
ピエロの絵があったらモチーフの数を数えてみてください^^

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