上達から良い絵を描こうとする意識を持つ!

抽象画を見てもよくわからないという話をよく聞きます。
説明がないとどう見ていいかわからないとか。。。
僕は正直「わからない」という感想にイラッとします。
なんで感じる前に頭で考えて絵を理解するのでしょう。
「言葉にできない感情を表現しようとするから絵にする」という考え方があってもいいのではないでしょうか。
言葉で説明できたら手紙にした方がわかりやすいですよね。

絵を見たときの感情の動きを楽しむ余裕を持つと楽しみが広がります。
ロボットになって会社勤めできたら楽だし成果も上がるだろうなと思ったことがあります。嫌なこと言われてもシラッと無視できて、相手のことを考えないで利益至上主義、売上を上げることだけに特化できたらスーパーサラリーマンになれそうです。「自分は汚い人間です」と人生決め込んだ人じゃないと皆さんこれできないですよね。
人間には心があってこいつが暖かい方がハッピーです。

次いでに。会社勤めしていると「仕事が早い人」が良しとされますよね。
絵が上手くなりたかったら描いているときぐらいせっかちはやめましょう。絵の上達は観察力を高めることの比重がとても大きいです。せっかちはモノをよく観ないのでその成果が上がりにくいのです。

レッスンでは希望者にクロッキーをやってもらっていますがこちらは直感モードで描くアプローチです。形に対しても測ることなく直感で取る、線の強弱、絵の見せ場を作るなどたくさんのことが学べます。枚数を重ねて腕力をつけるアプローチとじっくり時間をかけて観察するアプローチを同時進行することで相乗効果が得られます。

上達に関して言えば簡単なモチーフをどれだけ真面目に描けるかが肝です。ある程度描ける状態でスペインに行きましたが簡単な石膏像からスタートしました。結局そこなんですよね。基本のキを成熟させること。
教室で出されたモチーフに対して文句も言わずに愚直に描く。描き切る。その積み重ねがやはり強いです。この修練は個性の崩壊と勘違いされるようですが逆ですね。個性の洗練です。逃げることなくモチーフと対話しながら真っ向勝負することで個性が磨かれます。
出されたモチーフに対して文句を言う人はあまり伸びませんね。自分の得意なモチーフ、好きな物だけ描いていると自然と苦手な物から逃げているからかもしれません。

僕の絵は「なんか違う」と言われますが多分この小さな積み重ねの成果だと思います。
あと僕の腕にはいろんな人の想いが込められている信じています。夜通し絵について語り合った友人や日本で頑張っていることを心底応援、喜んでくれる友人がスペインからパワーを送ってくれているような気がします。
今ではたくさんの生徒さんへの責任がまた一つの力になっています。そういった方々のためにももっと良い絵を描いて喜んでもらいたいと日々努力したくなる主宰者です。
たくさんの想いを背負ったからには理想を追いかけることに妥協するわけにはいけないと思うのです。
疲れますけどね。疲れてけっこう。最高の瞬間を期待するだけです。

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