花の描き方について

「花を上手に描けるようになりたい」
これはよくあるお願い事です。特に透明水彩でサラッと雰囲気の良い花を描きたいというご要望が多いですね。

花の描き方のワークショップをやろうか検討中ですが、その中で誰でもある程度上手に描けるメソッドはないか試行錯誤していますが自分なりにかなり勉強になっています。

花を上手に描けない理由として第一に挙げられるのは花びらを意識しすぎていることです。もっと具体的に言うと花びら一枚一枚の輪郭を全て描こうとすることです。これって線の概念ですね。
鉛筆デッサンでは常々「最初に取った輪郭線はロストさせる」ように言っていますね。ロストとは輪郭線を消す処理のことです。線の概念は筆を握ったときの弊害になります。筆で絵を描くときには基本的に輪郭線は引きませんので線の概念があると上手くいきません。
たまに適当に描いた花の絵がそれっぽく見えることがありませんか。
これは線の概念が外れているからです。

auto_mkkwc4.JPG

サンプル描きました。
ただ花と背景でトーン差をつけただけです。



なんとなく花に見えませんか。
もう花に見えているのに余計な線を引こうとするから、無理に花びらを描こうとするから花に見えなくなってしまうのです。

輪郭線に縛られているなら一度デッサンして線をなくすエクササイズをしてみてください。花を描くストレスが減ると思います。

もう一つサンプルです。

auto_LrHbAj.JPG

花を描くときもやはり明暗です。
サンプルではカゲだけつけた状態です。
明暗を信じることで花全体の立体感も花びらも表現できます。



補足ですが花びらは石膏像のような強いカゲはできにくいです。
局所的に強いカゲはできますが花びらは薄いので光を透過するためカゲもそこまで暗くなりません。
カゲが暗くならないということは…
カゲ色の占める割合が固有色に近い→割りと鮮やかなカゲ色
となります。

デッサン頭になっているとカゲは黒ずんでトーンの低いエリアだと思われがちですがその辺はモチーフによって臨機応変に対応しましょう。

少し花が上手に描ける気がしてきましたか。
どんどん試して感覚を養ってくださいね!

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