ビオラの完成

昨日のブログの続きも今日も描いて完成しました。

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今日は暖かく波もあったのですが引きこもり絵を描き、研究の続きです。自分のことで恐縮ですがやっぱり描いてないとダメなんですよね。メンタル保てないというか。自分らしくいる為には筆を握っていないと落ち着かない。絵ってけっこうハードな世界なのでできるだけ絵に時間割かないと頭一つ出ない。世界にはすごい人がたくさんいてその人達も相当な努力をしていますので。。。
それはいいとして、明日も描くでしょう。ビオラはすぐ終わらせたのでもう次の絵を描き始めています。

昨日のブログの補足説明をしていきます。

○下塗りについて

下塗りは本塗りの色に変化をもたらすもの。
なので本塗り、おそらく固有色ですがこれを薄めた色を下塗りしてもあまり意味がありません。本塗りするのが怖くてジャブを打つような。
水彩でも同じです。固有色以外の色を置くことで本塗りに深みが出たり、色が踊り始めます。下塗りの段階で落ちているカゲを塗る人も多いですが下塗りの意図とはズレていますのでやめた方がいいです。
油彩で乾いていない色の上を塗るのに抵抗がある人が多いです。混ざってもいいんですよ。混ざることで色が画面内で連結されます。塗り絵っぽい絵から卒業できますから試してみてください。下塗りが混ざるということはその下塗りの色が絵の中でかなりの勢力を占めますので下塗りの色味は慎重に、且つ感じたままがいいと思います。

前回のブログで描き始めの写真を載せました。葉の部分もけっこう茶色が入っていたと思います。緑って難しい色で何パターンもの緑を作りましたがどれもしっくりこなかったです。こうなると下塗りに緑以外を置くことでかなり助かります。

僕は下塗りしたキャンバスに描くのがあまり好きではありません。画面のメインカラーが決まってしまうからです。そのときの気分で色を変化させたいので白キャンバスからの方が自由に色を乗せれて楽しいです。

○乾いていない下塗りの上から彩色するときのアドバイス
下塗り仕立てにその上からすぐに塗るともちろん絵具がかなり混ぜります。下塗りは薄く塗るので30分程度もすれば揮発性油(テレピンかぺトロール)は乾きます。そのあとは油分だけになってベトベトしてくるのでそのタイミングで本塗りをすればそこまで下の層に影響なく塗れます。焦ってペタペタ触るタイプの人にはこのタイミングは来ませんがそれもその人のスタイル。

植木鉢にザラザラした質感を与えたかったので少し暗めの下塗りをしてから乾いたタッチで下地を少し見せています。絵具の表面さえ少し乾いてくれればこうしたタッチも加えることができます。
水色も2、3タッチ入れています。赤茶だけでは色温度が熱すぎるので冷ましてあげました。現実には見えていない色なので僕の感覚です。

ビオラの中心の黄色はナイフで色を置きました。筆洗うの手間ですのでナイフが楽です。こういった小さな点をナイフで置くのも日頃の修練からですね。失敗してやり直すわけにはいかないところですから一発で決めたい。アラプリマの難しいところの一つで絵具が乗らなくなることがありますがナイフを使うとその問題もある程度クリアできます。ナイフで絵具を強く置くと色が綺麗に出ます。これけっこう大切なので覚えておいてください。

けっこう包み隠さずお話していますが僕はもっと前に進むのでついてきてくださいね。最近また向上心がメラメラきています。

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