Mariano Fortuny

僕が影響を受けた画家さんはたくさんいます。
Velazquez(ベラスケス)、Sargent(サージェント)、Antonio Mancini(アントニオ・マンチーニ)、そしてMariano Fortuny(マイラーノ・フォルトゥーニー)。
他にもまだいますがこの辺にしておきましょう。
共通点はタッチを残すタイプの画家ですね。写実の聖地、マドリードで学んだのに不思議なものです。

Velazquezはスペインの王様。ベラスケスが上手い、もしくは良い絵に見れない人は経験不足です。たくさん名画を観ましょう。好き嫌いはあっても良い絵、上手い絵を判断できないと自分の絵もどうなのかわかりませんよね。

スペインに行ってビビッときたのがMariano Fotunyです。プラドで観たときに衝撃を受けました。こんなに上手い人がまだスペインにはいたんだと嬉しくなりました。日本ではあまり知られていないと思いますが巨匠です。カタランの方(バルセロナ)なのでノーチェックでしたがかなりお勉強させてもらいました。プラド美術館もたまに模様替えをするのですがフォルトゥーニーの絵がなくなったことがあります。監視のおばちゃんにフォルトゥーニー隠したなと言ったら笑われたのは思い出です。

僕が好きな画家さんはナチュラルな人が多いです。日常の美しいものをそのまま絵にするタイプです。
奇をてらう。
人と違ったことをしようとして注目を集めること。
最近これが大嫌いなんです。青臭いというか。
感じたものを絵にするのが良い絵を描く基本かなと。やはり長く飾ってもらえて観るたびに良い絵になる条件としてナチュラルさは欠かせないかなと思います。

フォルトゥーニーの絵を一枚。

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どこか神秘的な雰囲気のある絵が多いです。
分厚い画集を買いましたが開くたびにゾクゾクします。
一見何しているのかわからない絵ですが日常のワンシーンですから当たり前ですよね。
左側の白いワンちゃんはどういう状況だかよくわかりません。それでいいんですよね。普段の生活でもこの人何やってるんだろうと思うことがあるはずです。絵は全て何であるか、何をしているか相手にわかるように説明する必要はないと思うのです。けっこうこの感覚大切だと思います。相当描き慣れるかデッサン力がないと辿り着けない領域ですね。いわゆるあるがままの状態を描くってやつです。だから奇をてらうことなく自然な絵が描けることにつながるんでしょうね。

色感も大好きです。ローからハイまで彩度をコントロールしていてかつトーンもバッチリです。
タッチが残る絵は一見チャッチャカ描いたように見えますがそんなことはないです。というかそれは無理です。
一発の筆で仕留めるからこそパレットで繊細な色を作っているのでしょう。反対に一発で仕留めるタッチほどパレットで時間をかけるべきだと思います。いざ塗って色が合っていないなど失敗をすると絵に汚点として残ってしまいます。玄人にはもがいた形跡がわかるものです。

上の絵を見ると軽い印象を受けると思います。パッと見、華やかな絵に見えますが局所的に見るとかなり濁った色が多いです。絨毯や外壁の模様に騙されてはいけませんよ。というかそれらの色を綺麗に見せるためにほかは彩度を落としているとも言えるでしょう。教室の水彩パレットをきれいに掃除しないように指示するのはこのためです。パレットの端にへばりついた絵具でも絵で役割をしてくれることがあります。大切に使いましょう。

今月は第5週が上手い具合にかみあって6連休となりました。お盆休みもないのでゆっくり過ごしてます。手首に鍼打ち込んだので描けそうです。やっぱりのんびり絵を描いている時間は幸せです。自分だけの世界にどっぷり浸かって。絵に惚れるほど素敵な時間は増えますよ。

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