年内のレッスン終了!
この前の日曜日で今年のレッスンが全て終了しました。年末感がないのでなんとなく終わった感はありますがお疲れ様でした!
コロナウィルスの影響で4、5月と休業しましたが無事に教室の展覧会もできてよかったです。暗いニュースの多いご時世ですが絵を描く時間はそんな気分を癒してくれるものです。コロナウィルスがあろうがなかろうが時間は進んでいくので世の中が普通になったとき素晴らしい絵が描けるように今のうちに仕込んでおきましょう。
首が凝っている人って多いですよね。パソコン、スマホでかなりやられているような。とても便利なものですが体へのダメージも大きいです。目、肩、腰。。。スマホの使い過ぎは親指の付け根まで?
首ストレッチャーというものを買いました。高さのある硬い枕みたいな感じです。けっこう調子よくて首伸びてる~みたいな感覚になります。是非お試しを。
少し体を動かしたくて先日買ったサッカーボールで遊びました。リフティング、ボールをポンポン空中で蹴る技ですがあまりにできなくて悲しかった。。。サッカー経験者のプライドが傷付きました。思っている以上に体力と運動神経落ちてる。でもリズムカルな動きっていいですね。絵とパソコンの生活ばかりだと頭が固くなってしまいます。人間も動物なので動いてないとダメですね。ハイテクな時代ですが体は原始的だと思うので意識的に動かないと体の回路がおかしくなってしまいます。テレワークが増えていますが気を付けてくださいね。心技体ではなく、体技心。絵に例えると「元気な体でしっかり学び、心が満たされる」でどうでしょう。
年末のご挨拶としてこの記事は書いていますが少し絵のお話をしましょう。油彩の筆について質問されることも多いです。また筆を正しく理解していないと上達の妨げになるので簡単なところは早めにおさえておきましょう。
まずは毛の形状から比べてみます。
ザ・油彩の筆って感じです。平筆というものですね。水彩から油彩を始めるときに「おぉ!」ってなります。油彩は西洋からの贈り物なので面を意識した塗りになります。面→平筆がしっくりきそうです。
平筆を少し応用した形にブライトがあります。平筆の毛が短いタイプになりますが僕のお気に入りでよく使います。なかなか売ってないですね。
フィルバートです。平筆の両サイドを少し丸くしたような形です。平筆も使い込むと少なからずこのような形になります。平筆のタッチに角が立ちすぎると感じる人には合いそうですね。画面の雰囲気もソフトになります。
僕はほとんど使いませんが丸筆です。水彩では主流の形なので馴染みがありますね。この筆で線描ができるという感覚がよくわからないので使っていません。平筆の先の方が線を引けるような。大きな面を塗るときは平筆とあまり変わりませんが塗り終わりの漢字でいう払いのところに特徴が出そうです。
続いては筆の素材です。これまでご紹介した筆は全て豚毛です。白くてコシのある毛ですね。粘性のある油絵具でもしっかり絵具をキャンバスに乗せられます。またその刷毛跡が油彩らしくもあります。豚毛は硬毛に分類されますが油彩でも軟毛は使います。色々と種類がありますが代表的なものを見てましょう。
馬毛です。含みがいいので絵具がよく伸びます。軟毛全体の特徴ですが豚毛より薄塗りでも均一にきれいに塗れることです。
軟毛でよく使われるもう一つはナイロンです。新しいものは毛先がきれいに揃うのでとても扱いやすいです。使い込むと毛がタコの足みたいにはねてくるのでそこだけが難点です。
ナイロンの応用版でナイロンだけどなるべく自然毛に近づけた毛です。またはナイロンと自然毛の混毛になります。
ファン筆ですが鋭すぎる輪郭線をぼかすときや色と色をキャンバス上でブレンドさせるときに使います。教室では油彩を始めるときに必ず買っていただくようにしています。
先ほどの筆は軟毛にでしたがこちらは豚毛のファン筆です。ある程度キャンバスに絵具がしっかり乗っていないとぼかすのが難しいです。あまり厚塗りしない描き方でしたら軟毛をお薦めします。
ざっくりですが以上となります。筆のチョイスは描き手のフィーリングやスタイルによって個性が出るところです。色々試してご自分にぴったりな筆を探しましょう。
今年も大変お世話になりました。またブログをお読みいただきありがとうございます。
今年の年越しはかなり冷えるようですので体調管理に気を付けて、元気に新たな1年を迎えましょう!では良いお年を!!