通信講座開講!

緊急事態宣言からいきなり休業になり、何していいのかわかりませんでしたが通信講座作りました。以前から遠くにお住まいの方にメールを頂いたり、遠くて通えないなどのお言葉がありました。そんな方々のために通信講座で少しでもお役に立てればと思いながら作成しました。

紙で教えるのは本当に難しい。僕はシャイなので一人で動画を撮影してオンラインでなんてできそうにありません。僕はオンラインならYoutubeでいいのではないかと思います。英語検索するとかなり大っぴらにデモ見せてくれていますね。それらを見てかなり学んでいます。ある程度のレベルの人にはものすごい情報源になりますね。

本で学んでも手応えを感じない人が多いのはなぜかけっこう考えました。まず第一に聞きたいときにすぐ聞けないから。質問にもモチベーションがあるような気がします。聞きたいときに聞けるほど吸収がいい。だから絵に限らず受け身の人は伸びにくい。
次に制作過程、完成した絵をチェックしてくれる人がいないから。これがネックですね。完成した絵なら自分より上手な人に見てもらえば意見を聞けるかもしれません。一人で絵を始めた人はその友達すらいないことも多いです。制作過程については絵は手順が大切でしっかり見てあげる必要があります。
僕は自分の絵をコピーさせたりする指導はしません。コピーを作って上手くなられてもつまらん。皆さん個性は充分お持ちなのでそれを活かさない手はない。
個性→自由→好きに描かせる
これダメですね。引き出しを持っていない人に対して自由に描けと言われても???です。手が動くうちは放っておくこともしますがフリーズしている生徒さんには「こういう描き方したら?」などの提案もします。CHULAPO展の作品には好き勝手描いてくれて(悪い意味ではなく^^)楽しいです。まだ指導者としてカッコつけていますが本当はもっと破天荒な指導がしたいです。(見えた色なんか塗るな。良い絵になるためにそこを何色で塗ればいいか考えろ!など。こういったことが始まると絵が∞になって本当に楽しくなります。)

こういったことを踏まえて通信講座は無料のメール質問、制作過程の写真撮影などを取り入れています。課題はこちらからお送りする写真を使います。指導していてその生徒さんにあったモチーフを的確にチョイスすることで上達することに気付きました。苦手なモチーフはもちろんですがくすんだ色が苦手な人にはわざと彩度の低いモチーフを並べたり、その反対にいつも色が濁ってしまう人には鮮やかなモチーフを描かせたり。無言の指導って感じで色々考えています。上手く描けなくて落ち込んだら得意なモチーフをセットして描ける自信を取り戻させたり心理戦でもあります。
観察力を高めないと上手くならないので受講者様の描いている環境を把握できないと指導できない。指導できてもありきたりなことしか言えない。これを解決するためにこちらが準備した写真で課題制作になります。

通信講座でどれだけお伝えできるかわかりませんが僕なりの意見、考え方から添削していきます。気になる講座がございましたらご遠慮なくお問い合わせください。

文章だけではつまらないので絵を載せましょうか。

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下描きから塗り始めのセクションです。形は取っていません。?
塗りながら形を取りました。もうこの絵は女の子がソファーでくつろぎながら本を読んでいることを主題にしています。つまり焦点。焦点を狙ったところに置いてあとははみ出さなければオッケーですね。

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完成です。自分のスタイル向上のために塗るのではなく、描くようなドライブラシで描く練習をしました。
女の子がソファーで本を読んでいるところ以外はモチーフも写真も見ないで全て僕の想像だけで描きました。壁の絵もウォールシェルフも小さな机も絨毯も全てイメージの世界です。
想像デッサンってしたことありますか?
何か言われたキーワードを想像だけで描くエクササイズです。けっこう面白いのでやってみてください。日頃どれだけしっかり物を見ているか、または描く枚数が足りているかわかりますよ。

今日はこの辺で。Buenas noches!

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