どの色域の色を使う?

あっという間に休みが終わってしまいました。休み前にtodoリストを作っておいたのですが全部消化しきれず。。。まぁ絵はずっと続けるので焦らずコツコツとやります。

皆さん自分の色の好みは客観的に見れていますか。家で自分の絵を見るのと展覧会とでは印象が違いますよね。展覧会に出展することをお勧めしているのはこういった理由もあります。

レッスン中に描いているのを見ている生徒さんもいると思いますが家でちょっと手を入れて完成した絵です。

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F3 油彩

サンギーヌのコンテで描いたような雰囲気にしたかったのです。あと下塗りしておいた色とインディアンレッドの相性を見てみたかったのもあります。インディアンレッドは僕の常駐パレットには置きません。ちょっと色が渋すぎるのと白を混ぜたときの色がしっくりこなくて外しています。単色使用だと素敵な色なので試しに使ってみてください。僕は一般的に使われているバーントシエナやバーントアンバーは使いません。色ってくすませるの簡単ですよね。反対に色を鮮やかにするのは重労働です。綺麗な色から必要な分だけ彩度を下げてあげる方が楽です。

僕は色味を持った濁った色を使うのが好きです。こういった色はクラシカルでノスタルジック、落ち着いていて心地良く感じます。気分屋なのでそんなことを言いつつ、モチーフや描きたいイメージによって使う色域を変えることになるでしょう。笑
地塗りしてから描くことが多いですが地塗りなしでキャンバスの目を感じるのもたまにはいいです。使ったオイルはスタンドオイル。リンシードオイルは使わないです。スタンドオイルは粘性が強いのでダンマル樹脂を使わなくてもベタついたタッチが得られます。タッチを残すのが苦手な人が多いです。事始めに全く違う色、全く違うトーンの色を乗せてみましょう。そのワンタッチからコツがつかめます。失敗したら布でふき取ってしまえばいいのです。油彩のメリットを活かしましょう。

4月に僕がデモンストレーションするワークショップがあります。色々と解説しながら簡単な静物を油彩で描く企画です。僕も初心者だった頃がありますのでわかりますが習いたては口で説明されても理解できないことが多いです。僕は目で見た方が理解が進むと思ったので駆け出しの頃は先生にどんどん手を入れてもらいました。チュラポでは生徒さんに悪いのでなるべく手を入れないようにしていますがいれても僕の絵にならないように必要最小限。本当はビヤーッとおもいっきりやりたいときもありますけどね。笑

休みがほとんど絵のことで終わる。こんな生活でいいのかなと思いながらもそれが幸せなので続けてしまいます。明日も明後日も。。。

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