今日のヌードクロッキークラス

なんとなく久しぶりな感じでした今日はヌードクロッキークラスでした。今回は人数が少ないのでイーゼルをセットして皆さん描きました。

展覧会終わってから油彩について自分のトライしたいことを試しながら家での制作と海遊びでかなり疲れていましたが気張って描きました。

久しぶりが良い方向に働いて学ぶことが多かったクロッキーでした。
線の質、見せ場の作り方はまだまだ見直さなければいけない点が見つかりました。硬くなった右脳をほぐしてあげるのにも効果的だった気がします。

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5分ポーズ
手首の負担を減らすために最近ペンを使うことが多いです。


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20分ポーズ。
少し気になる顔だったのでチャコールペンシルで描きました。
目が全てシャドウだったので描きにくかったのですがそこは観えたままを貫く。
カゲの中の視線は少しミステリアスな印象を与えますね。
ヌードクロッキーは人体の流れをとらえるエクササイズと言われますが与えられた時間をどのように使おうが描き手の自由です。気分や各自の課題によって有効活用しましょう。



前日に油彩のヌードクロッキーはどうなんだろうと思いつきました。
そう言えばあまり見たことがない。。。
ならやってみよう!となったわけです。無謀ですかね。。。
こんな感じになりました。

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20分ポーズ。
思ったより悪くない。笑

使った絵具はイエローオーカー、パーマネントオレンジ、バーントアンバー、チタニウムホワイトです。教室にあった絵具なので僕の常用パレットにはこれらの色はチタニウムホワイト以外は普段使いません。チタニウムホワイトもメーカーが違うので実質全て使わない色ですね。
赤い部分は事前にアクリルで下塗りしておきました。クロッキーで色画用紙を使うのはアリなので許容範囲です。
言い忘れていましたが水彩紙に描いています。油彩に水彩紙。紙に油彩で描くとボロボロになる説がありますがちょっと最近これを疑っています。崇拝する御爺様が紙に描いていたので調べ直しているところです。御爺様が間違えるはずないので紙に描いても大丈夫なのでは。分厚い紙限定のようですが。モディリアーニがダンボール(cardboard)に描いた作品があります。もう100年近く経っていますが現存していますね。



肌色をパレットに作り置きしておくのはズルですね。クロッキーのために画材を準備しすぎるのはズルだと思うのです。色々な画材で遊ぶのはいいですが上手く描くためとか時短のために下準備するのはアートしているとは言えないような気がします。なんとなくその辺にある画材でサラッとクロッキーする方がアーティストっぽい感じがします。

仕上がった印象からパステルでも良さそうな気がしますが油彩が好きなのでまた何かのときにトライしてみます。

○ヌードクロッキーは必要か?
最近考えていることです。ヌードクロッキーは趣味レベルの人では上手く描けません。これが何か問題なんですか。時間がない中で描くので上手く描けなくて当然です。それよりも楽しむこと。結果から言うとヌードクロッキーはやった方がいいです。日本人は上手く描くことにこだわりすぎている気がします。作品作り、頭で考えたことを描く。頭で考えた表現は作品を見た人も頭で理解する。言葉に表せない感情を絵に閉じ込めた方が見た人にも言葉を介さずその人の心に届くと思うのです。そのエクササイズとしてクロッキーは最適です。蚊帳の外にある感情、スピリッツを絵に注入する方法はクロッキーを繰り返すうちに感覚で身に付きます。上手く描けないから辛いかもしれませんがどんどんチャレンジすることでただの上手い絵から良い絵にシフトしていくと思います。

明日からの休日は最近買い込んだ筆やペインティングナイフの調子を試したくてウズウズしています。次いでに本も何冊か買ったので知識が増えそうで楽しみです。

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