人物画攻略への糸口

今日は生徒さんの個展を横浜まで見に行ってから急いで海へ。in Kamakura.
久しぶりの海。良い波を2、3本つかまえられたのでオッケー!ナイスデーになりました。最高^^
楽しんでいてもケガは気にしますね。右手だけはいつも自然と守ってしまいます。これも職業病。
人物画に苦戦する人が多いので何かアドバイスになればと思いながら書きます。写真ではなく実際のモデルを前に描くときのお話です。

まずは紙のサイズからいきましょうか。僕の基準ではF6で顔のみ、四切で膝ぐらいまでです。全身入れたかったら水彩紙の全判ぐらい必要でしょうか。ポーズによります。あとは作品の意図で工夫があります。
2時間のセッションで鉛筆でトーンをつけるのは少し忙しいかもしれません。そんなときは木炭ですね。圧倒的なスピードです。余談ですが輪郭線で人物描こうとしてると上手くいきませんよ。形を描くイメージが外形線だという固定観念はかなり強いです。人体内部から攻めろとよく言いますがこれできてる人少ないです。

写真ならある程度描けても実際のモデルではこてんぱんにされますよね。これの原因は単純に場数です。僕はスペイン時代毎日モデルを描いていたのでかなり経験を積めました。日本で毎週日曜モデルクラスに通ったとして数十年の貯金ができたと思います。これ自分の中では宝です。

固定モデル(2時間ないし数回またいで継続的に描く)でもヌードクロッキーの能力がもろに出ます。固定だからゆっくり描けるとは違うんですね。プロのモデルさんでもポーズ間の休憩で少しポーズが変わります。要は形を取るスピードが求められます。あとポーズが多少変わっても修正する能力。人体を知っていると言いますか。ポーズが変わってそのまま描くと人体のエネルギーが遮断されます。そこを上手く調整するには経験しかないです。

人体を学ぶことはスーパースペシャルに重要なことです。形などの精度を上げる効果はもちろんですが美意識が高まります。人形みたいな人物になることが多いですがそれはただ目の前にある人形をきれいに描こうとしているだけだからです。自分から感じて描く姿勢にならないと人形から卒業できません。
これは静物でも風景でも同じことです。ただ目の前のものをきれいに描こうとするだけでは良い絵になる可能性は低いです。

「顔の描き方」「ジェスチャードローイング」など人物画に関するワークショップは開催してきましたがもっと人物画に特化したものを作りたいなと色々イメージしながら検討しています。

先ほど人物画は場数ということを言いましたがスペイン時代肖像画サークルみたいなものにも参加していました。
そのときのひとコマ。

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10分か15分でモデルが変わってそれを描き続けるというゲームみたいなものでした。モデルと言っても参加者です。国籍も様々で楽しかったです。しかもタダですからね。
絵が好きなものどうし集まって描いているだけなので。
こういう文化って日本にあまりないですよね。もっとアートを身近に。
絵上手くなりたかったら描くしかないです。絵っていろんな能力が必要です。形、トーン、構図、色、筆使い、画材への慣れ。他にもありますが上達にはこれらがレベルの底上げが必要です。
一つずつきっちりやっていくのも一理ありますが「描きまくる」が一番近道です。
プロの絵は高いですよね。その絵が高いのではなくその絵を描けるまでに費やした時間への対価だと思うのです。

話戻ります。2時間のセッションだと色を使えます。
前々回の固定モデルで僕は油彩で描きました。結果的にはやめた方がいいです。笑 きつい。。。楽しいですけどね。多分またやります。
ざっくりと次の候補になるのが水彩かパステルですか。
形をしっかり取ってから~となりますが形はなるべく早く取った方がいいです。半分以上は色にパスしましょう。
要は色で形を取れればいいわけです。色を塗りながら強引に形が合っているように見せれる腕力があるといいです。難しいですね。

生のモデルを描くのは楽しいですよ。
人物画に興味がある人が多いことも知っています。
最初から上手くは描けません。僕だって半泣きしながら帰ったことありますから。笑
ただ重要なのはあきらめないこと。これだけです。
前向きにどんどんチャレンジしてくださいね!

コメント


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