展覧会の下見

昨日は7月開催の展覧会の下見をしてきました。
出展者の皆さんとあぁだこぉだ言いながら段取りを組むのが楽しかったです。
先生だから大きいのドカーンと描くんでしょ?みたいなことをよく言われますが10号程度を基準に考えています。
最近大きい絵を描くことに疑問があります。
コンクールや公募展の影響からか100号描けるとすごいみたいな空気になりますよね。100号の絵でも10号におさまる内容の絵が多いような気がします。10号の絵をただ拡大したような。当然内容が薄くなりますよね。花瓶をそんなに大きく描く必要もないでしょう。群衆などを描くときに小さいキャンバスではおさまらないからサイズを上げるのが自然の流れのような気がします。

最近は画面全体で勝負することを意識しています。モチーフはある程度でいいです。絵も人と同じでファーストインプレッション、第一印象がかなりの割合を占めていますよね。
鑑賞者は第一印象から入り、画面のモチーフのディテールに目が誘導されていきます。この時点でモチーフがどう描かれていようが鑑賞者は気にしていません。というか良い絵だと思い込んでいるのでその頭で細かいところを見ています。あまりしっかり描かれていないのに良い絵に見えるのはこれだと思います。
上級者でないとこの感覚がわからないと思うので今は「モチーフを一生懸命描く」でいいです。ただ将来的には画面作りにこだわってほしいと思います。

11月には教室の展覧会が開催されます。
オープンして3年が過ぎる頃ですが最近僕が蒔いた種が花開いてきた感じがします。去年の展覧会には出展していないですがチュラポにはまだ面白い絵を描く会員さんがたくさんいます。
自信を持って自分からアートしてくださいね!ケツ持ちは僕がするのでどっぷり自分の世界で絵を表現してほしいと思います。
見に来てくれた人の心を貫け!

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