有色下地デッサン

来月開催の「有色下地デッサン」についてです。
日本ではあまり有色下地デッサンが馴染みがないかもしれません。
やったことはあるが継続的にエクササイズとして活用していないことが多いのではありませんか。

日本ではトーンのつけ方は紙の白から少しずつ暗くしていくアプローチが主流だと思います。
要は暗くしていくことで光を表現することになります。

西洋では暗いところから光を与えるという考え方です。少し気持ち悪く感じるかもしれません。
私はこの考え方が最初からしっくりきましたし、今でも自分に合った感覚だと思っています。もちろんスペインでも先生の指導がスッと入ってきました。

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有色下地デッサンの感覚を身に付けると絵に安定感が増します。これは固有色への意識が高まるからだと思います。固有色への意識が薄いとトーンがペタペタ張り付いたような弱い感じになります。抽象的な説明になりますが分かる人には分かりますよね。



よく油彩で「白絵具がよく減る」と聞きますが画材の特性を理解していればそんなに減りません。減るのは悪いアプローチをしているのかもしれません。
ワークショップでは白絵具の使い方にも触れていきますが多分ご納得頂けると思います。

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