デッサンと絵画の関係

デッサンと絵画の結び付きがピンときてない人が多いようです。
ここで言う絵画とは油彩や水彩のように色を使って描くことにします。

ただデッサンしていても上手くなりませんね。
「デッサンすれば上手くなる」は幻想です。
ゴルフの素振りもダイエットのジョギングもただやっているだけではただ効果が出ませんよね。
目的意識が大切だと思います。この目的がよりはっきりしているほど得るものが多いです。

デッサンと絵画を結び付ける簡単な方法はデッサンしているとき常に油彩ならどう描くか、水彩ならどう塗るかなどイメージしながら描くことです。

よくあるのがデッサンと水彩で彩色手順(トーンをつける順番)描き方が違うパターンです。画材の特性によって多少描き方は変わりますが全くの別物になるのは困ったものです。この段階でデッサンが活かされていませんよね。

CHULAPOではわざとデッサンをやめさせる期間を設けるようにしています。色を使って、筆を使って初めてデッサンする意味が分かるようになるからです。デッサンは大切ですがビギナーに強要しても得られるものは少ないです。
「形を正確に取れるようになりたい」よくあるお願い事です。
なぜ形を正確に取らなければいけないのか。形が崩れた絵でも素敵な絵はあります。
形が狂っていると見栄えが悪いのはありますが、色を使うと色が乗せにくいなどの弊害に気付くことができます。
形が取れないと色が乗せにくいのを知っているのと、漠然と形を取る練習をしているのでは上達のスピードが変わってきます。高い目的意識があるので結果が出やすいのです。

色を使うことは色味、明るさ、鮮やかさをコントロールしなければなりません。
デッサンではこの3つの中の明るさのみにフォーカスしたエクササイズで他の2つがすっぽり抜けています。
デッサンが上手くなっても色を使うと「ん?」となってしまうのもうなずけますよね。

デッサンでは濃さが合っていればそれっぽく見えてしまいますが色を使うとそうはいきません。
鉛筆デッサンで濃さが合っていなければ何回も足すこともできます。例えば水彩で何回も重ね塗りしたら汚くなってもうダメですよね。
デッサンで固有色とカゲで別々にトーンを付けてもなんとかなってしまいますが色ではそうはいきません。
この考え方で色を塗ると明暗が完全に分離してカゲに見えなくなってしまいます。

他にもデッサンでは通用しても色では引っかかることがありますがざっと例を挙げてみました。
自主的に考えてデッサンしてみてください。

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