眼を鍛えましょう!

絵はテクニックを磨いてもなかなか上達しないものです。
理論や知識も補助ツールなので最終的には自分の眼を信じることになります。
眼はいつも何かを見ていますよね。
コイツを利用してみてはどうでしょう。
ただ漠然と何かを見るのではなく、観るのです。
自分から能動的にモノを観察することで絵は描かなくてもたくさんの発見があります。
身の周りには材質の異なったものがありますね。
「どうしたらこの質感が出るのかな」
考えながら観察してもいいでしょう。
色についても同じです。
「この色は何色と何色を混ぜればできるかな」などイメトレするのはとてもいいことです。

こういう態度になるには頭がある程度絵のことで占領されていないとチップの切り替えが上手くいきません。皆さんお仕事や家事などでお忙しいと思いますが絵が生活の中に当たり前のように溶け込んでいると上手くいくと思います。
早く帰って絵が描きたいのでサラリーマン時代は仕事を急いで終わらそうとしたのを思い出しました。

再現デッサンは上達には欠かせません。
観えたままそのままを写し取ろうとする姿勢が上達の鍵になります。
愚直なまでにそれを貫ける人が頭一つ出てくるようです。
一見個性を無視しているようですが本物の個性はその努力からのプレゼントでやっと得られるものだと思います。
意図した個性ではちょっと眼の肥えた人の心は射抜けないかもしれません。

描いた絵と実際のモチーフの相違点はもうありませんか。
違いがないかくまなく探しましょう。
その努力があなたの観察力を磨きます。ちょっとずつの積み重ねです。

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