意外と描かなくて平気です。。。

ハイライトやトーン変化を誇張してしまうケースが多いです。
私も修行時代はそうでした。
わざと目立たせるためにコントラストを強くしたり、鋭いエッジで輪郭を強く見せたり。
今思うと大人になりたくてもなれない子供のような感じです。
特に絵が上達してくると腕自慢をしたくなります。
意外と何もしなくてもいいことに気付いたのはだいぶ先ですが、きっかけはベラスケスの絵を観たときです。
参考に下の絵を見てください。

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特に何もしていないと言っては怒られてしまいますが全く無駄がありません。
宮廷画家ならもっと上手さをひけらかしたいところですがさすがベラスケス。
人間的にも非常に高級です。
「わかる人だけわかればいいよ」と余裕すら感じます。

絵を観ると肌色も服も背景も一つのグループ内ではそんなにトーン変化していません。
次にスネの辺りに注目してください。
ほぼベタ塗りで終わらせていますね。かっこいいです。

無駄がない→洗練されている→モノの本質に迫る→リアリズム
個性を無理に主張することはありません。
自然に描いて出るものが本当のリアルではないでしょうか。
そこで嘘っぽく見えるなら人間的な成長が必要だと思うのです。

絵は意外と描かなくていいのかもしれません。変なこと言ってますね。笑
上手い人がちょっと手を入れると絵がガラッと変わりますよね。
形もちょっと触っただけですごく良くなったり。
大袈裟に何かしなくも大丈夫です。

ある程度経験を積まないとわからない感覚かもしれませんが初心者は描こうとする意識が強すぎますね。
描けば描くほど気持ち悪い絵になったことありませんか。
見えている以上の情報を詰め込みすぎているとかが原因だと思います。
大きすぎるトーン変化やディテールの描き込みなど。

描かない度胸を持ちましょう!
そんなに描かなくても鑑賞者はわかってくれるものです。

コメント


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