観察している時間
モノが良く観えていないとそのままを再現できません。
そのためには観察している時間が多いほどより深いモノを発見できることになりますね。
描くことに夢中になる。素晴らしいことです。
ただ再現しようとしているモノと違ったモノを描こうとしてはこんなに悲しいことはありません。
実際のモチーフと描いたもののズレの大半は形とトーンです。
これらはちょっと席を離れればすぐ見つけることできます。
立つのがメンドクサイなどと思わずストレッチがてらまめに席を離れてみてください。
観察時間に関してはもう一つよく見かけることがあります。
モチーフを「チラッチラッ」と瞬間的に見ながら描く人も多いです。極端に言うとモチーフを見ながら描くタイプです。これもノーグッドです。
「チラッ」と見るということは描いている部分しか見ていない証拠ですね。
画面全体の中でその部分が占める役割という視点から観察しましょう。
余談ですがモチーフと画面(イーゼルの位置)は首を振らないで両方見れる状態が理想です。
首を振るとその移動途中でせっかく測った傾きがズレてしまいます。それに加えて観察した記憶が飛びやすいです。
目だけの移動で両方見れるポジション取りは意外と重要ですよ。
観察の仕方のイメージとしてはジーッとモチーフとモチーフ周辺までをしばらく観察して脳裏に焼き付けてから描く感じです。
よく観察しないで描き進めると後半大きな手術が必要になることが多いです。
観察時間を多めに取って無駄なく描き進めた方が結果的にはフィニッシュまで早いのでは。紙も汚れますし。。。
細かいことを描きましたが結局は思っている以上に観察する時間を作りましょうということです。
じっくり観ていると今まで気付かなかったことが見つかるので楽しいものですよ!
コメント
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観察している時間
きょうは ありがとうございました
この記事欄を読ませていただいて「あ〜なるほど」
私はまさにモチーフを「チラッチラッ」
イーゼルの位置も先生が直してくださったのですが 「首をフリフリ」でした
勉強になりました
明日 中央に出ますので 黒い生地を購入して周囲を覆ってみようと思います
少〜しずつ 「チュラポイズム‼︎」
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Re: 観察している時間
本日のレッスンお疲れ様でした。
絵を描くときの正しい姿勢は早めに癖付けましょう!
皆さん描くことに一生懸命になりすぎて観る時間が減ってしまうときがあります。
制作途中でも客観的な視野が持てるととてもいいと思います。
黒い布の秘密がおわかりになられたようでよかったです。
描く環境を整えてたくさん描いてくださいね!