2017.11.23
カテゴリ:水彩
透明水彩とパステル
今回は透明水彩とパステルの混合技法をご紹介します。
透明水彩のぼかしはきれいですね。パステルは展色剤の含有量が少ないため色がきれいです。顔料をダイレクトに乗せる感じなので油彩にも負けず劣らずのパンチ力が売りです。
よくパステルを粉末にしてフワッと伸ばしたりするのを見ますが発色の良さが弱まるのでもったいないと思います。
ではサンプルです。
左が透明水彩で塗り終わった段階です。
ウェットインウェットでぼかしながら画面全体の雰囲気を作りました。
シャドウまでを透明水彩の役割としています。
右がパステルでの加筆後です。
けん玉の球の明部と床をメインにシャドウの濃い部分にも軽く手を加えています。
画材にはそれぞれ特長があります。それらを活かすことで面白い表現も可能になります。
サンプルでは透明水彩のぼかしで柔らかな画面とパステルの隠ぺい力で活かして球の物質感を表現しました。
絵の保存に支障がなければ画材のコンビネーションは豊富です。
色々試して楽しんでくださいね!