道具を使うのは卑怯!?

球を描くことに意外と苦労するビギナーが多いですよね。
なんか歪んだ球になってしまう。。。
コンパスを使ったらどうでしょう?
きれいな円が描けますよね。これ反則ですか?
私的にはオッケーです。
「良い絵になれば何してもいい」の方が楽しいです。
そもそも良い絵を描くのが目標ですよね。職人的な上手さがあってもやはり良い絵じゃないと。笑

それでは定規はどうですか?CHULAPOでは定規を積極的に使います。
他の教室では「定規禁止令」的な感じが多いです。
その理由を聞いてもどれも正当性がありません。絵は手で描くものだという強迫観念に負けているのではないでしょうか。それを納得させるための理由にしか聞こえません。
毎日描くプロならまだしも、週1回描けるかどうかの人にはフリーハンドでまっすぐな線を引くことはかなりハードルが高いです。
綺麗な直線を一瞬で引ける道具を使う手はないでしょう。
硬い金庫の外形線がフリーハンドの蛇行した線だとその時点で質感が壊れてしまいます。
ただ定規を使うときはそのデメリットを知った上でがいいと思います。

●CHULAPOで積極的に定規を使う理由
皆さん水平垂直の線をまっすぐ引けますか?
これ出来ていない人多いです。
形取るとき傾き測りますよね?
基本となる水平垂直の感覚が歪んでいては傾きはおのずとズレますよね。
つまり正確な形が取れないとなります。
そこで定規の登場です。正しい水平垂直を身に付けることから正しい傾きが測れるようになります。「形を取る」の原点です。
ある程度自信を持って乗り込みましたがスペインではそこからが始まりでした。

欧米のプロ画家が使う道具は他にも色々あります。細かい作業にはルーペ、本当に均一に色を塗りたいときはエアブラシを使うこともあります。プロジェクターから転写したりもします。
コンパスや定規などはかわいいものです。そろそろ日本だけのルールは捨てましょう。
どんどん差が開いてしまいますよ。

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