2017.05.04
カテゴリ:色
もしも色がなかったら…
動物によっては見える世界がモノクロの場合があります。
幸い私達人間は色を楽しむことができます。
色って心理的作用が大きいですよね。上手くなりたい血気盛んな人は「色とは色相、明度、彩度から成り、それらをしっかり把握して色を塗らなければならない」と考えてしまうかもしれません。
しかし、花壇の花が皆グレーだったり、街を走る車に色がなかったらなんと寂しい風景でしょう。
下の写真をご覧ください。
洋ナシ、レモン、バナナですがブルーに塗られています。
「おいしそうだなぁ!」とは思いませんよね。笑
ここで色の見え方のお話です。
モノの色って何色の光を吸収したりなどで決まり、つまり光の色でもあるわけです。
赤いテントの下にある物は光が赤を透過してくるので赤味を帯びます。
暗いバーの店内ではネオンの光で肌色に見えないこともあります。
CHULAPOのデッサンは光をメインに理解を深める指導をしています。デッサンというとモノクロの世界をイメージしますが、教室では自然と色の見方が身に付くように工夫しています。
光に注目すると様々な色が見えてくるので観察するのが楽しくなると思います。
トーンと彩度が合っていないとおかしくなりますが色は非常に流動的です。
どうですか。また一歩自由に近づきましたね。
心の眼で色を感じてみてください。