絵の評価基準は?

日本と欧米では絵の評価基準が全く違います。
日本でざっくり上手いか下手か。写実的な画家が多いことでもわかりますね。
「あんまり上手くないね!」と言われる強迫観念がありそうです。

欧米ではざっくり感じるか、感じないか。
日本では考えてトリッキーな絵を描こうとしますが、スペインでは心から溢れてくる感情を絵にします。仕上がった絵を見ればわかりますよね。
スペインはよく「情熱の国」と言われますがそんなことありません。
四六時中情熱的な人がいるわけないでしょう。
とてもフレンドリーな人ととても神経質な人(日本人以上に)に分かれます。絵が好きなスペイン人はとても神経質な人が多かった印象です。
そういった繊細な人がスペイン人の持つものすごいエネルギーで描いた絵は強烈になります。
心から絵までが一直線です。他人の評価はどうでもいい。どうでもいいことすら頭にないですね、きっと。

彼らの中では基本は当たり前なのでデッサンはしっかりします。
小さな石膏像からしっかり学びます。
「つまんない」「めんどくさい」「好きに描きたい」とかの次元の話ではないのです。当たり前すぎて。これをしないとちょっとその先厳しいわけですね。
キャッチボールもろくにできないのに試合に出るようなものです。
この基礎作りを向こうではtronco(幹)と言われます。

それをベースにさらに良い絵を描こうとします。
感情豊かな絵はしっかり評価してもらえます。それだけの土俵があるので。
どの時代も天才を輩出してきた所以を感じました。
アマチュア画家の絵を見てても面白いですよー。本当に個性豊かです。何しても周りが認めてくれますから。
ただし、感じない絵じゃないとダメみたいです。上手いだけで感じない絵だと才能がないと思われてしまいます。

良い絵を評価してくれることは国のアート全体をネクストレベルに引き上げます。
tronco作りは早めに終わらせて自由に描きましょう!

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