結局は我流!?
私の画歴を見ればわかりますが美大を出ていません。
プロ画家の中でも美大を出ていない人はたくさんいますし、絵は仕上がった絵が全てだと思うので特に気にしていません。
学校を卒業して学び終わったと思うのが一番マズイと思います。
画家は30代でもまだ若手とされています。それだけ学ぶことも多く腕を上げるのにも時間がかかるからではないでしょうか。
ざっと見てルネサンスから絵画の歴史と考えても500年の歴史があります。
美大卒業までの数年でとてもまかなえきれる量ではないですよね。一つのジャンルに絞るならまだしも研究し続けなければいけないと思うのです。
卒業してからは独学が始まります。気になることを教えているアートスクールに入ったり、素晴らしい腕を持った画家さんと親交を深めたりと色々あります。
要は自分で考えて情報を取りにいかないといけません。
ある一定レベルになると先生も選ばないとつまずきます。
先生だから言っていること全てが正しいわけではないと思います。教えている本人も半信半疑だったり、完全に間違って認識している知識もきっとあります。
こういったケースでは自己解決能力が大切になってきます。自分で考え、自分で答えを探しましょう。
絵の上達はこういったことの積み重ねになるので結局我流なのかもしれません。
会員さんに「なんでそんなこと知ってるの?」とよく言われます。
そんなときは「変な遊びしないでたくさん勉強しているからですよ。」と笑いながら答えています。
アンテナをいつも立てていることが大きいです。疑問に思っていることは頭のどこかに隠れています。
私は絵のことをばかりを考えている何気ないときにふと解決するときがあります。
道を歩いているときに何かを観察してたら「あぁそういうことか。」とピンと来ることが多いです。
全ては絵が好きだということに集約されていますね。
頭の中でどれぐらい絵が占めているかです。
「絵が上手くなりたい」より「絵が楽しくいつも描いていたい」の方が吸収がいいです。
教室ではまず絵を好きになってもらうことを心掛けています。
それが一番いい指導だと気付いたのです。