写真みたいに描けると上手い!?

「うわぁ!すごい絵上手いね。写真みたーい!」
手先が器用な人なら仕事しないで一日中絵ばかり描いていればここまで辿り着けると思います。
本人が好きで描いているならいいのですが絵を描く本当の喜びみたいなものとはちょっと違う気がします。
しかもこのテクノロジーの進んだ世の中でそれをする意味がよくわかりません。
写真そっくりなら素直に写真を撮ればいいと思うのです。

リアリズム or 写実!?

留学時代、写真みたいに描くいわゆる写実を意味する単語をあまり聞きませんでした。多く耳にしたのが「リアリズム」という言葉です。

彼らが執着しているのは対象のリアルをいかに捉えるかです。精神性、あるいは内面を重視したものです。
リアリズムを追及した結果→写実的な絵になった
という解釈が妥当だと思います。そこはもう絵が上手いとかの次元の話ではないわけです。

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La expo de Atres 2013.



美術館などで絵を鑑賞している欧米人の話を盗み聞きするとテクニックや技法の話はあまり聞かれません。それより絵の内容や感じたことを話しています。日本のように息が吹きかかるほど近づいて「どうやって描いてるのかな?」という絵の見方とは違います。
西洋における分厚い絵画の歴史が文化として根付いてるのでしょう。
アートする価値は心を豊かにすることだと思います。

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