豚毛の筆で

今日も引き続き部屋の片付けをしていました。かなり断捨離をしたのでスッキリしました。必要な物ってけっこう少なくて無駄なものがなくなるとシンプルな生活ができそうです。画材も使っていない古いものはポイしました。むかーしに買ったよくわからない画材なども出てきて面白かったのです。絵の習いたてって画材についてもよくわからないですよね。まだスマホが出ていない時代はネットでの情報もそれほどなく買って試すことが多かった気がします。今はネットで吟味して失敗のリスクが少なく画材を買うことができます。僕は失敗して学ぶのが好きなのであまり的確すぎるのも好きではありません。習いたては損してもいいのでできるだけ画材を試した方がいいと思います。どの画材が自分に合っているかを迷っているうちは合っているものに出会えてないとも言えますよね。
サラリーマン時代から整理整頓できていないのが嫌な性格で何かを探したときにスパッと見つかると快感ですね。画材や道具を整理しておくと作業がはかどりますね。絵の経験がついてくると必要な物も減ってきます。

片付けもひと通り済んだのでのんびり描きました。

auto-fNGFNS.jpg

auto-qlP2Gr.jpg



左がステップ1ですが人物から描きました。人物をある程度完成させてから背景などの周りを塗っています。人物が焦点ですがあまり描き込みすぎると他のものとの描き込み具合のバランスが取れなくなるので8割程度の仕上がりで止めています。ここで一度乾かしました。
右がフィニッシングレイヤーです。ステップ1のベースにトーンと色をさらに細かく加えていきました。トーンと色がたくさんあると絵が踊り始めますね。描き始めに色をたくさん置くケースをよく見ますが汚れやすいですね。基本に戻ると色は混ぜる数が多いほど濁るです。色味の追加は後半、絵具を置くようにすると混ざらずに色彩豊かな絵になります。

auto-cAydxi.jpg

人物周辺を拡大してみました。この絵は豚毛の筆をメインに描きました。豚毛の筆で描くときはナイロンなどの軟毛より絵具を消耗します。たとえばナイロン筆は絵具が伸びるので薄塗りでもきれいなベタ塗りができます。僕の感じる豚毛のメリットは軟毛では出せない刷毛跡のあるタッチです。豚毛を上手に扱うコツは絵具をたっぷりつけること。しっかり絵具をつけないで塗ると下手すると塗ってあるところの絵具を取ってしまいます。
木に垣間見れる枝はナイフを使っています。筆だとすでに塗ってある緑に負けて絵具が乗りません。ナイフで絵具を乗せて筆で微調整してあげると調子いいです。
岩もナイフですね。色を変化させながらワンタッチ、ワンタッチ。油彩は水彩に比べてワンタッチの価値が高いですね。ワンタッチで決まってしまえばもう触る必要がないですから。だからパレットで混色するときも塗るときも落ち着きが大事ですね。

寒くなってきましたね。体調に気を付けましょう!

コメント


認証コード9005

コメントは管理者の承認後に表示されます。