晴れVS曇り

9月に入りましたね。CHULAPO展まであと2ヶ月もないな。。。
最近の地球の異変に気持ち悪さを感じています。未知のウィルスから始まり異常な暑さ。日本に限らず世界でとんでもない気温になっているところがありますね。そして発達しすぎる台風。こういったことが当たり前になってしまったら私達の生活も変化しながら対応していかなくてはいけませんね。

引き続き風景のお話になりますが今回は天気による観え方の変化について考察していこうと思います。夕暮れの鮮やかなオレンジ。綺麗ですよね。ちょっとその辺は置いといてもう少しフラットなことから入りましょう。

天気の良い日はスケッチ日和だ!ということで一般的な状況から見てみます。

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ちょっと写真を拝借しましたこんな感じですか。
天気の良い日は明暗がはっきりしていて描きやすい。がしかし、人によっては厄介なところもあるようです。御日様の力はとても強いので太陽光のオレンジが明部(光の当たっている側)にくまなく影響してきます。光が強いのでトーンも跳ね上がる。結果的には色味が乏しくなります。光が強いと色が鮮やかだと思いがちですがそれは明暗のコントラストによる錯覚だと思います。
天気の良い日はナチュラルハーモニーの原則がありますので色が固定化されやすい。ナチュラルハーモニーは簡単に言うと明部は黄色がかって、カゲは紫がかり法則ですね。サンプル写真でもそうなっていると思います。

では次に曇りの日を見てみましょう。

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しっとりしてますね。カゲがはっきり出ないのでデッサン主義の方々は描き進めるきっかけがなくて困ってしまいそうです。要はより繊細なトーンコントロールが求められそうですね。
風景画の上手い人は天気の悪い日を好むことが多いです。多分、たくさん描いているので普通の状況だとあまり楽しくないのだと思います。あともう一つ。天気の悪い方が色がたくさん見えるのでそこを楽しんでいるのではないかと思います。天気の良い日は明るいところが白っぱくれているような印象もあります。曇りの日だと光が弱まるので物の固有色が見えやすくなり色がリッチになる。趣も感じますね。

話飛びますがなんとなく油彩でユリをスケッチしました。

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ラッパのようにがっちり開いた感じの練習をしてみたかったんです。花びらもカクカクした面で捉えると立体感出ますね。光に正面を向いた面にたっぷり絵具を筆につけて塗る。地塗りしてないとやっぱり発色悪いですね。キャンバスが絵具を吸って発色が鈍いです。習作なのでそんなことは気にしないでいいでしょう。

宿題があるので明日もまた描きます。

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