5年目突入!

梅雨真っ只中で雨ばかりですね。今年は湿気が多いような気がするのは僕だけでしょうか。
コロナ渦で忘れていましたがCHULAPOは5年目に入りました。去年の4人展からもう1年ですか。本当に早い。
会社でも5年経てばその仕事にある程度慣れると思いますが自営はイチから全て作らなければいけないので少し時間がかかってしまいました。オープン当初はアカデミックを強く出していましたが今はもう少し指導に幅を持たせるようにしています。アカデミックは確実に上手くなる指導法ですがその分ストレスが強い。上手くなる前に楽しくないと上達も遅くなりますね。絵を学ぶにも個人差がある。「楽しく描ければそれでいい」「そこまで厳しい指導は必要ないがある程度描けるようになりたい」「是が非でも上手くなりたい」など。通常クラスで特にご希望がない場合は鉛筆デッサンから始めますが生徒さんがどれだけの忍耐力があるのか読み切れないのです。もちろんコミュニケーションを取りながらレッスンは進めていきますがどこまで突っ込んで指導していいのかわからないケースも多いです。
その辺の白黒をはっきりしたいので「デッサン基礎コース」を作りました。このコースは楽しさよりまず最低限の腕を身に付けたい人に特化した内容になります。描く手順なども指導に従っていただきます。自由はなし。基礎に自由を取り入れるっていうのもおかしな話ですよね。中途半端なことをするから一番出だしの部分が身に付かないのかなとも思います。
先日、生徒さんと「絵は才能か、否か」についてお話しましたがこれについては僕の中である程度答えは出ています。
継続できる力も才能。泥臭いですがこれはあると思います。大器晩成型は過去の巨匠にも、絵に限らず可能性としてはありますね。やめてしまったら終わりなわけで。絵は時代によって流行りがありますのでその波に乗れるかどうかもタイミングではないかと。
少なからず基礎的な修練は必要で才能の一言で済ませてしまうのはちょっと寂しいですね。とりあえずとことんやってみないと才能の有無などわかりません。
デッサン基礎コースは球から始まりますが球だけでもデッサンについてかなりの解説ができますね。球は簡単なので見えたまま描けば描けてしまうと思いますがしっかり理解して描いているかが今後の伸びに影響しています。球を理解できているかは卵を描かせると大体わかりますね。
デッサン基礎コースは特別な料金設定もなく、月会費の中で進めていきますのでご希望の場合は入会時にお伝えください。

教室の人物画ページのために描きました。コロナで人物画クラスを開講できないのは残念ですよね。またみんなでワイワイ描きたいものです。

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茶色で下描きしてから塗りました。下描きのラインが手に見えますね。バーントシエナは茶色で一般的によく使われますが濁りやすい印象があります。僕は使いません。他にも色味の良い茶色を検討してみてはいかがでしょう。多勢が正しいわけでもなく、マスコミが言うことも含め情報は各自が取捨選択する時代になっていますね。取捨選択して自分で考えると表現がリッチになります。情報に流されているだけの人生はつまらん。
今回はアラプリマではありません。無理にアラプリマにすると詰めが甘くなるときがあるのでケースバイケースですね。


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本塗りのセクションですが主な仕事はボリューム表現です。面を意識した塗りで実在感を出していきます。
油彩も無駄な塗り重ねは色が濁っていきますので手短に済ませたいところです。
アラプリマに慣れてくると描くのがとても楽になります。アラプリマはウェットな状態で描くので難しいですが乾いてからあと一層できると思うと余裕が生まれます。
反対に次の層でどうにかなるだろうと今描いている層を適当に済ませると次回も厳しい闘いになることが多いです。


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クラシカルな絵の雰囲気が好きです。で、クラシカルな色調ってなんだろうってことです。色味のあるダークな色のエリアを使うことが多いのですが黒ずむリスクあるのでけっこう難しい。黒が汚い色ではありませんが茶色では古典的な絵になってしまいます。その間を攻める感じで色を作っています。
まぁ習作なのでこの辺で。



そろそろCHULAPO展の絵を描かなくては。今回は遊んでしまいそうな予感がします。。。

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