本が届いた!

僕が崇拝している画家さんの画集が届きました。
アメリカからの個人買いなのでオーダーしてから毎日毎日ポストを見ては家に帰っては「届いた?」と家族に聞いていました。
全部英語ですがどうしても彼みたいに描けるようになりたいから辞書片手に読破しますよ。

開封して早速絵を観ましたが涙が出そうになります。送料込みで2万ほどしましたが安いと思いました。安い本を何冊も買い漁るより価値があると思います。その画家さんが誰だかは絶対に言いませんよ。笑

その画家さんの絵を観て思うこと。
・絵は技術だけではない
スーパースペシャルな技法はありませんね。絵の上手い人ほどシンプルです。特別なことは何もしていません。
・モチーフはなんでもいい
モチーフの文句を言う人がいますが良い絵にならないのは描き手の美意識は低いからです。アーティストは感じたモノ(モチーフ周辺の空気まで)ならどんなものでも美しく絵にしてしまいます。
・自由
時と場合によって描き方、絵のスタイルが変わります。感じたものを描くのが絵だと思いますが変幻自在に描ける技術と絵を心底楽しんでいる感じが大好きです。

教室では透明水彩の需要が多いのでいままで透明水彩に比重が傾いていましたが最近は7月の展覧会に向けて油彩ばかりです。意外と油彩やりたがっている人多いです。透明水彩は特段難しい画材なので油彩の方がストレスが少ないです。油彩を始めるのにお金がかかると思う人が多いですが1万ほどでスタートできます。絵が好きなら安い買い物ですね。始めに言っておきますが油彩がベチョベチョの厚塗り、上から重ねれば修正できると思っている人は残念ながら上達しません。どこからこういった刷り込みが流行ったか知りませんが気を付けてくださいね。

最近パレットの絵具を一新しました。今まで使っていた絵具では自分の表現、スタイルと違うので心機一転です。教室で貸し出ししている絵具とは全く違いますが使っている絵具は教えません。教室で貸し出している絵具は一般的且つ健康面を考慮して選んであります。

絵具の透明不透明については厳しく言っていますが絵具のチューブを見れば書いてあります。手に馴染むまでは見て覚えましょう。そのうち溶剤で溶いたときに体感で分かるようになります。

油彩は筆によっても表現が変わってきますね。豚毛、ナイロン、天然毛などあります。その辺も見直しながら描いています。油彩の0号は太いと感じるときは面相筆を使ってもいいですし、水彩用の筆の細いの使ってもオッケーです。絵具がキャンバスに乗れば問題ありません。本、店員さんの言うことを無視して柔軟にいきましょう。

どの画材を使っても同じですね。美しい絵を描く人は唯一の美を持っています。そこに力を入れた方が賢明です。

コメント

  • EMS

    EMS ようやく届いたのですね
    先生 心待ちしておられたので お気持ちは格別なことでしょう
    日常 涙が出るほどの思いは そうあることではないでしょう
    思い入れの深さ 興味の問題 希少価値 でしょうかしら

    画家のお名前 きっと時を経て忘れた頃に 話題にしてくださるのでは・・期待を込めて


  • Re: EMS

    >>1
    大切なことは秘めておきたいタイプなのでしばらくは言えないですね。笑
    まだまだ読破できていませんが素晴らしい絵を描く画家さんはメンタルな部分に触れることが多いです。 頭で考えながら描いている自分の未熟さに気付かせてもらえる良い本に出合えました。



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