グループ展に向けて

今週の休日は制作に没頭しています。
6時間は描かないと描いた気がしませんね。10時間描くとけっこう疲れてきます。夜も時間決めないとご飯食べなくなってしまうので時間制限設けるようにしています。
3枚同時進行なので頭の中が忙しいですが油彩ならこうした描き方で時短できます。油彩は一層描きの場合を除いて乾かすタイミングがありますよね。その間でまた新しい絵をスタートしてもかまいませんよ。

という感じでKenitoは量産体勢になっています。2万円ほど画材を買い込みました。
お目当ては7月の展覧会に出す絵を描くためですがそれは口実で描いてみたい絵がたまっていたのです。指導のための勉強をしていく中でチャレンジしたい描き方がたくさんあったのでそれらを試しています。なので展覧会はめちゃくちゃな羅列になるかもしれません。笑
普通は良く見せようとストーリーを考えたり連作を描いたりしますのがそんなの関係ねぇ!という感じです。面白い絵があったら真似していいですよ。レッスンで指導します。

CHULAPOの生徒さんは描く絵がマチマチです。指導者がスタイルを持っていないので先生の絵に似ようがないですよね。
生徒さんの絵が指導者の絵に似るということはある特定の領域での指導のみになっている可能性があります。僕は基本的なことは口酸っぱく言いますが個性に触れる部分はある程度わざと放任、または可能性を開くアドバイスのみにしています。下手に口出すと個性を潰してしまいますからね。

僕は気分屋なのでその時々で描くスタイルが違います。と言っても描いていて心地良いスタイルはもうなんとなくわかっていますがもう少し遊びたいところです。
しばらく水彩だったので最近油彩にシフトしました。水彩にはないパレットで絵具をこねるあの感覚はやっぱりいいですね。
筆を洗うときは水で冷たかったです。スペイン時代にブラシクリーナーもなく真冬でも水で筆を石鹸で洗っていたのを思い出しました。エアコンもなく上着を着て学校で描いていたのも次いでに。
日本は恵まれすぎていますね。ハングリー精神って泥臭いですがやはり大切だと思います。日本では絵は趣味感覚の人がほとんどですがもっと深い部分で絵と接してほしいと願っています。
おそらくCHULAPOに定着している会員さんはその辺を感付いているのではないでしょうか。

油彩のお話を少し。日本で油彩の基準になっているのは印象派ではないでしょうか。これは日本に洋画が伝わった経緯も関係していると思いますが印象派の描き方は一つのスタイルです。油彩の基本はやはり16、17世紀の古典技法になります。僕はベラスケスに代表されるスペインのバロック絵画に惚れてそこからのスタートだったので今思えば運が良かったです。スペインのバロック絵画はスーパースター揃いなのでプラド美術館はまさに教科書でした。
油彩の溶き油は必要最小限にしています。時代によってテカテカ仕上げだったりマット仕上げだったりしますが僕はマットが好きです。油彩と言えど絵具がキャンバスに引っ付けばいいわけで。
今は水彩だけど将来油彩をやりたい方へ。水彩で上手に描ければほぼ問題なく油彩も上手に描けます。水彩はペインティングの基本が凝縮していますのでやっと損はないです。反対に油彩で描けるようになったからといってペインティングの技術、精度が上がっているかは???です。

しばらく油彩で描くのでまたネタがあったら記事にします。

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