ノールール

今回のCHULAPO展に出展した主宰者の作品を2つご紹介します。

具象のしっかり描いた絵を出展すると思っていた方が多いと思いますが抽象でいきました。
会員さんは上手に描こうと努力しています。それはとてもいいことです。
ある程度の腕がないと落書きになってしまいます。
ただもう少し絵の可能性を見せたかったのです。

指導者としていつも具象ですが本来は抽象的なアプローチが好きです。
絵は全て抽象だと思っています。どれだけ写真みたいに描こうが2次元の紙やキャンバスに描いているのでその時点で抽象という考えです。
その上、描き手のフィルター(心、その人の価値感や観え方)を通して描かれているので完全な客観性からは外れていると思うのです。

展覧会では壁埋め要因に徹したので生徒さんより小品になりましたが楽しく描けました。

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左の絵はセメントを使ってます。画肌を楽しんでもらいたいので枠のみの仮縁です。
右の絵は下地材にアクリルを混ぜ壁を作りました。

きれいに描くだけが絵ではない。これは海外で身に染みたことでもあります。
画材は感じたものを表現するためのツールです。
絵というジャンルにおさまれば何を使ってもいい。そんな感覚が好きです。
絵は自由です。これからも色々と提案していきますがどんどんチャレンジしてみてくださいね!

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