頭より手が先です!

「ここどうやって描いてるんだろう?」
「この色は何色を混ぜたらできるんだろう?」
上手い人の絵ってどうやって描いたかわかりませんよね。
本人も描いているときのことはおぼろげにしか覚えていないものです。
今までの蓄積で自然に手が動いているだけだと思います。

画材の使い方をひと通り教えてもらわないと落ち着いて描けませんか。
なんとか「観たモノを描いてやる」という気迫が先行しないと面白い絵になりません。

例えば使ったことのないコンテを渡されて描いてくださいと言われたらどうしますか?
「どう描いたらいいのかわからない」
わからないなりにとにかく描きましょう!目と腕があれば描けます。
細い線を引くには?広い面にトーンをつけるには?
どんどん試してご自分に合っている方法を見つけましょう。
自分なりに考えることで個性が出てきます。

なんとか描き終わった絵がパッとしませんか。
観察力と美意識を高めるためにたくさんデッサンしましょう!
スケッチは自由でとても楽しいです。
イリア・レーピンの鉛筆スケッチを見てください。
描き方なんてどうでもよくて観察することに集中しています。


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遊びの中から学ぶことはたくさんあります。
実体験から得られたものはいざとなったときに勝手に出てきてそっと助けてくれます。
漢字も料理も教本読むより手で覚えた方が早いですよね。
手と目と頭が連動すると刷り込みやすくなるようです。
気になるものがあったらとにかく描いてしまいましょう。
やってみたい技法があったらやってしまいましょう。

「夜遅くまで描いていて朝その絵を見たら色が違ってみえた」
これも経験です。

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