2017.09.30
カテゴリ:色
深みのある色
周りにある色を見ると赤や青だとははっきり言えない色ばかりだと思います。
要は濁った色が多いということです。
色は濁るほど感情に直接訴える力(赤は情熱的など)が弱くなり、より精神性のある色になります。
一般的にグレーと言うと黒が薄まった色をイメージしますが絵の世界では色味持った濁った色もグレーという認識です。
サンプルを見ながら濁った色がどのように使われているか見てみましょう。
背景
赤紫が濁った色
床
青緑が濁った色
洋服
黄色が濁った色(黄土色)
ボタン
赤が濁った色(茶色)
髪
オレンジが濁った色
※他のものよりは鮮やか
靴
青紫が濁った色
※他のものよりは鮮やか
以上のようにチューブから出しただけの混色されていない色は使っていません。
色の性質をあえて消すことで味わい深い雰囲気の絵になります。