コンテ!
コンテは西洋でデッサンの主軸として長い間使われてきました。
現在でも普通の感覚でコンテで描いている人は多いです。
日本ではあまりコンテが使われていませんね。
木炭ですらそこまで一般的ではないので無理もありません。
使ってみるとモノクロのデッサンに色味がつくので新鮮で楽しいですよ!
棒状の画材に対して抵抗があるのかもしれません。
棒状の画材→輪郭線がしっかり引けない→形がしっかり出るか不安
このような心理的ないたずらがありそうです。
絵は筆を使う画材が多いので早めに面で描く感覚に慣れた方がよさそうです。
棒状の画材に慣れるとパステルなど他の棒状の画材も扱えるようになります。
左のサンプルはコンテのサンギーヌ(赤褐色)で描きました。
なんとも言えない色っぽい色味で個人的にお気に入りです。
サンギーヌの他にもセピアなどありますのでよかったら試してみてください。
コンテのデメリットは消えないことでしょうか。
描いているときの感覚は消えにくいハードパステルをイメージするとわかりやすいと思います。
描き始めは割と神経質にいかないとすぐに紙が汚れてしまいます。
サンギーヌで描く難しさはトーンの幅が狭いということです。
黒のコンテに比べて使える幅のトーンが2つぐらい減ります。
セピアは黒より少しトーンの幅が狭いだけなので違和感なく使えると思います。
どんどん知らない画材にトライしてご自分の腕にデータを蓄積させてください。
他の画材を触ったときに活きてきます。