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けっこう色作れますよ!

黄、赤、青(三原色)だけで何色作れますか?

下の画像は透明水彩の三原色だけで作った簡単なカラーシートです。
お隣さんの三原色どうしの間だけでも複数の色に分かれます。
それに補色を加えることによってさらにたくさんの色(色味のあるグレー)が作られます。

以上は色だけの話ですが、これにトーン変化を含めるとかなりの色数になります。
トーン変化とは透明水彩でいう薄め具合、油彩などでは加える白の量です。

三原色で作られる色×トーン階調…たくさんの色

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色の三原色である黄、赤、青だけで描くととてもいいエクササイズになります。
デッサンがある程度のレベルになってペインティング(筆を持って色を使う)に移行する段階で三原色だけで描くことを覚えるといいと思います。
これを強制すると会員さんに嫌われてしまいますからしませんが。。。(笑)
油彩、アクリルなどは三原色に白と黒、透明水彩なら三原色だけで充分絵が描けてしまいます。

ではなぜ12色セットの絵具が売られているのでしょう。
三原色だけで描ける人からすると混色する手間を省くためです。12色程度ならだいたい三原色だけで作れてしまいますからね。
それをイチイチ混色していたら大変です。混色が上手な人は色が足りないから12色セットが必要なわけではないのです。

それともう一つ。三原色の混色だけでは最高彩度の二次色であるオレンジ、緑、紫が作れません。絵具の性質上、混色するとどうしても彩度が落ちてしまうからです。
あと特殊な色もチューブ入りの絵具を買いましょう。

三原色だけで描く大きなメリットは色が濁らないことです。
色が上手く使えないのにたくさん色を使うから絵が汚れてしまいます。

三原色だけでは作れない色や時短のためにパレットに置く絵具を増やすのはいいことです。
これってつまり三原色では都合が悪いときです。
まずは三原色の限界を試して自分なりのパレットを作ってみてはどうでしょうか。

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