人生のパートナー

教室では「眼を鍛える」ことに執着しています。
私の指導は気軽に絵を描きたい方には少し小難しく感じるかもしれません。
アドバイスを受けてストレスを感じることもあるのは知っています。
会員様には自由に描かせておけば私自身も楽ですし、「嫌な指導者」にならなくて済みます。笑
でもそれだけではつまらないんですよね。

絵って上手くなればなるほど楽しくなります。
早く会員様にもそれを知ってもらいたくつい口うるさくなってしまうときがあるわけです。
もっと楽しい世界が待っているのを知っているのでそれをしないのは指導者の怠慢だと考えます。

絵の上達の最短プロセスは至ってシンプルです。
下手に画材やらテクニックに走るから何年も現状維持が続きます。
やっと何が足りないか気付いた頃には基本からやり直そうとは思いませんよね。

単純に上手くなりたかったら鉛筆か木炭1本と紙があれば充分です。
つまり再現デッサンを繰り返して画家の眼を養えばいいだけということです。

再現デッサンを繰り返すと言っても3年もあればかなりいい線いくと思います。
上達していく感覚が持てれば3年なんて楽しく過ごせてあっという間です。
筋のいい人なら1年でいいかもしれません。
好きな趣味をずっと続けていく中でたった3年ならおつりがくるぐらいですよね。
そのあと絵が楽しくて人生を豊かにしてくれるのですから。

再現デッサンを繰り返した後、ペインティングに移行する過程で色について学びましょう。
色と言っても色彩理論をイチから隈なく学ぶ必要はありません。
いい指導者なら必要なことだけ手短に教えてくれるはずです。

ここまで来れば絵があなたの中に浸み込み手放せないパートナーになるでしょう。
嬉しいときも悲しいときもどっしりと受け止めてくれるパートナーです。
絵をすでに描いている方はもうすでに最高のパートナーに出会っているかもしれませんよ。

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