素敵な陽が差しました!

良い陽が差していたので庭のプランターに美しい明暗ができていました。
日常生活の中でも常にモノを観察する癖がついてしまっています。
手で描かなくても眼で描いている感覚です。もはや職業病ですね。

画像の説明



まずはカゲを見てみましょう。
(モノの内部のカゲ)と(投影されたカゲ)、光が当たってないという意味ではどちらも中身は同じです。
ただ写真ではカゲの入り方に違いが出ていますね。プランターの縁から投影されたカゲが急激に始まっています。
それに対してプランター内部にある陰は少し助走をつけながら徐々にシャドウが始まっています。丸いものの陰はこうした特徴があります。
この少しの助走をハッチングで表現するのに苦労する方がいますが丸みを出すためにとても大切なので頑張りましょう。反対に立方体などの角ばったものは面が変わる瞬間に陰が始まります。
シャドウ手前は情報の宝庫なので集中しましょう!

次のポイントはシャドウ内部です。
プランター左サイドが全てシャドウになっています。
段差や背景などを見ると様々な固有色(モノの色)があります。
固有色だけを考えるとトーン差はかなりありますが、シャドウ内に注目するとだいたい似たようなトーンになっています。
プランターには反射光が入って少し明るくなっていますが目を細めると同じグループです。
反対にプランター右側の背景との境界線を見るとコントラストが強いです。
絵を描くときはこういった情報をとらえましょう。

ついでにテクスチャについても見てみましょう。
このプランターはザラザラしていますね。どこを見ればわかるでしょうか。
そうです。シャドウに入る手前にザラザラ感があることで認識するのです。
右側の光が強く当たっているところはマットになっています。
ちなみにザラザラ感だけでなくプランターのデザインである葉のような堀もシャドウ側に近い方がくっきり見えています。
よく明部内を一様にザラザラした感じに描いてしまうケースがありますが描きすぎに注意してください。
リンゴの模様や花瓶の柄なども考え方は同じです。

私はこの一枚の写真から他にもたくさんのことを学びました。
皆さんはどうでしょう?
観察は大切です。

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