2017.01.21
カテゴリ：いろは
白いモチーフなのに。。。
前に白いモチーフでもかなりトーンが低いときがあるとお話しました。
明部におけるトーンは光の強さによってかなり変化します。
「固有色が赤だからこのぐらいのトーンだろう」という概念が邪魔になるときがあります。
固有トーンの思い込みすら放棄できるとより自由になります。
写真を使って具体的に見てみましょう！
背景が緑、床が黒の環境に八角柱を置きました。
八角柱のシャドウ部分のトーンがかなり低いです。明らかに背景の緑より暗いですね。反射光の影響で下の方が少し明るくなっていますが、上の方は床と同じぐらいかもしれません。
「白いモチーフはシャドウもそれなりに明るいはず！」ではないのです。
明部も薄いグレーの部分があります。もしこの八角柱が光源から遠くにある場合はさらに明部のトーンはさらに下がります。
もはや「白いモチーフ」という概念は関係ないですね。
以上はモチーフが白のケースで説明しましたがこの現象は固有色が何色だろうが同じように起こります。