輪郭線を触るのが怖いんです。。。

輪郭線を触ろうとするとストレスがかかるので避けたくなる心理はよくわかります。
ただそれを避けていては絵がぼやけたままです。
反対に輪郭周辺の処理を済ませてしまえばあとが楽です。
花をスケッチしました。参考にしてみてください。

画像の説明
コピー用紙に鉛筆

花の形を背景とのトーン差で表現しています。
きっちり輪郭線のキワから攻めました。ここから背景のトーンをつけていくのがコツです。こうすることでより仕上がりがイメージしやすくなると思います。
※線を引くことに慣れると輪郭線の強弱だけで背景との関係を表現できるようになります。



よく当たり障りのない部分からトーンをつけていく方が多いですが、事が起きているのは境界線付近です。
境界線付近のトーン差を明らかにしてあげることでモノの形が浮いてきます。
花びらの土俵なのか、背景の土俵なのかを意識しながらトーンをつけることが大切です。
自信を持ってキワからいきましょう!慣れれば普通の感覚になります。

背景を紙の白のまま残して完成させることを良しとして教えているところがあるようです。
スケッチならわかりますがしっかりとしたデッサンでそれはどうかと思います。絵は一つのセットを作り上げるものだと思っています。紙の中でノータッチで終わらす部分はないでしょう。

CHULAPOではモチーフも背景も同じ注意力で描くことを常に指導しています。紙もクリップで留めるのではなく、マスキングテープで四辺しっかり固定します。紙の四隅まで描き切ることは絵作りの基本と考えています。これを癖付けることで将来自分の作品を描くときのヒントになると思います。

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